ADHDでよかった (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107023

作品紹介・あらすじ

子どもの頃から多動で不注意。大学入試にも全敗! 正面から向き合えば、「障害」は「強み」に転じる。実は世の天才、成功者も「ADHDだらけ」! 米在住20年の起業家・コンサルタントが綴った驚きと感動の手記。

感想・レビュー・書評

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  • 「狩りをしていた民族ではADHDの特性を持った人の方が栄養状態が良かった」という文章が1番印象に残った。ADHDの特性を持つ人は別に特別じゃないということがとても実感できたからである。ADHDの特性を持つ人が生きづらさを感じている原因は現代の社会にあって発達障害があること自体はマイナスなことではないとこの本を読んで思えた。
    この著者のこれまでの人生で色々な体験や経験、人との関わりがあってADHDの特性が大きくプラスに働いたことがいくつかあって今があるのだと思った。もちろん、本に書いてない失敗談などはたくさんあったと思うけれど、それでもADHDの特性を持つことで不利なことばかりではないことがわかり、社会はもっと色々な特性を持つ人をその人にあった環境を提供することでより発達できるのではないかと強く感じた。
    日本では特に人と違う部分を敬遠してしまいがちのように感じるけれど、その人のいい所をもっと伸ばしたり、自分も伸ばして貰えるような社会になったらいいなと感じた。

  • よかった。
    著者は苦しみながらもかなりスペック高い人だけど、努力と対策はとても参考になった。
    障害を前向きに捉える考え方が好き。
    まさに自伝のような本でした。書いてくれてありがとう。

  • ITジャーナリスト的な立場の著者が書いた自身のADHDについての本。

    ADHDの実態について当事者なので説得力がある一方、所詮勝ち組だからとも取れてしまう部分も。
    ただ、ADHDやその周辺の人にとっては参考になるかと。

  • きっとたくさんいる。診断がつけば治療ができる。そうするとコントロールできる。
    「診断」までが一番ハードルが高いけど。

  • ADHD本の中ではいちばんよかった。なんたって著者本人がADHD。数限りない失敗を繰り返して周囲に迷惑をかけつつ今では立派な経営者。同類の私はほとんどのエピソードに「わかるわかる」と頷きっぱなし。後半にある提言はほとんど役に立たないが(失礼、でも「お互い話し合って納得のいくように」みたいなこと言われてもねえ)、「こんな人間でもなんとかやっている」という事実がなにより嬉しい。

  • 不注意でなく過集中
     他に優先度が高く、本来なすべきことがあっとしても、そちらに気持ちを切り替えることができない

    三大気質 不注意、多動性、衝動性

    リタリン、アデロール系、コンサータ
    新薬 バイバンス(ビバンセ)

    タスカジ

  • AHDH(注意欠陥・多動性障害)の三大気質は、不注意、多動性、衝動性であるらしい。
    思い当たることは多々ある。

    興味のあることに没入して時間を忘れてのめり込んだり、関連書籍や物品を買い集めるのは、今でもある。実は私も診断を受ければAHDHと判定されるのか?

    AHHD大いに結構ではないか。欠陥とか障害とか名付けるのをやめたらいい。

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