東海道四谷怪談 新潮日本古典集成 第45回

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著者 : 鶴屋南北
  • 新潮社 (1981年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106203459

東海道四谷怪談 新潮日本古典集成 第45回の感想・レビュー・書評

  • 注釈入りで、わかりやすい。

  • 図書館で借りた箱入り本。
    面白かった!時代が近いせいか名作だからか、個々の動きが納得しやすい。
    もっときっちり善悪がわかれているのかと思ってた。
    いきなり舞台をみると、知識なしでは衣装や音から身分や気分を読みとれなかったり言葉に慣れなかったりするけれど、いったん文字で頭に入れておけば舞台も楽しめそう。
    関連の本をあれもこれも読みたくなってしまった。

    新字になおした原文に注釈・解説つき。
    注釈が丁寧で、今でも使う言葉の説明から歌舞伎用語、当時の状況まで説明してくれる。
    大人気の忠臣蔵にかぶせて作られたこの作品は「義士」に対する「不義士」の物語とも読める、だそうだ。なるほど。
    忠臣蔵のパロディなんだから忠臣蔵は知ってるほうがいいだろうし衣装を想像できれば楽しいだろうし時代背景も理解したい。
    でも注釈のおかげでわからなくても平気。
    いちいちなるほどと納得しながら読んだ。

    今はもう、この髷はこの身分でこの模様は遊び人っぽくてこの道具は貧乏風で…といったものが知識なしではわからない。
    だから勉強しなくちゃ理解できない・敷居が高いと思ってしまいそうになるんだけど、よく考えたら今のドラマだって服や髪型やしゃべり方でキャラクターを作る。
    この本で読んだらああこれは本当に大衆向けの娯楽なんだなと思った。
    今でも見かける楽屋落ちのファンサービス(お袖を「お袖役の役者のようにきれいだ」といったり、「かくし芸なんて役者の声真似しかできねえよ」「誰の?」で自分の名前をあげたり、しかも「そのネタあきたよ」と加えたり)も楽しい。

    気軽に舞台を観たくなった。

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