- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106206191
感想・レビュー・書評
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東洋の文人墨客の末流なのか、太宰治も絵が達者だ。50〜51頁に紹介された同人誌の表紙デザインなど、その道に進んでも名を為したことだろう。
ずいぶん遅くに『人間失格』を読んで、主人公が漫画家になるから驚いた。知っていたら、もう少し早く手を出していたはず。画家として将来を嘱望された大庭葉蔵がよりによって「漫」画家に身を落とすことで、その堕落と淪落を際立たせる狙いか。アーティストならぬコミック・アーティスト。一つのマイ・コメデアン。 -
再読。数ある太宰のグラビア(?)集でも完成度が高くて読み応えがある。写真だけではなく日記やメモ、刊行当時の本の装丁まで載っていて資料的にも充実している。津島家の人々の写真も載っているが太宰はお母様にそっくりですね。学生時代の百面相を連写した写真とかおもしろい。井伏さんとの半裸入浴シーンもあり。太宰は「盲腸手術の痕が目立つ!」と激怒したらしいが怒るポイントはそこなのか。綺麗な裸ならいいの?どこの女優?さすが元祖虫歯ポーズの男である。私がお気に入りの写真はトンビを着た全写真と縁側で新聞を読んでくつろぐ写真だ。
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誠実に生きたいものです。今までもいくつか関連本を読んできましたが、さすがアルバムと謳っているだけありますね。途中当たりのカラーがまた良い。太宰の才能がまた一つ伝わってくる一冊です。素晴らしいの一言に尽きます。
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太宰治に関する写真・自筆原稿・書簡など。川端康成に自分を芥川賞に推薦してくれるよう懇願する筆書きの必死な手紙。極めてみっともなく、それが人間として愛おしい。
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写真がいい。
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太宰治写真集。
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19/40
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人物像に関しては、生い立ちが作品に影響している部分はあるのだろうが、基本的にはただの女好きで、死にたがりなだけという印象。写真が多くて理解はしやすい、
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コンパクトにまとまっているので読みやすい。とりあえず太宰のことを知りたいのなら便利。写真も豊富。
あんまり深くはないかも。