- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106206351
作品紹介・あらすじ
写真で実証する作家の劇的な生涯と作品創造の秘密!-新潟屈指の名家・坂口家に生まれて、終生を嫌悪し、反逆と無頼を貫く。どてらと浴衣で通す1年、薬品中毒による錯乱の日々…敗戦の日本に「堕ちよ、生きよ」と主張して思想と文学の主導者となった燃焼の生涯49年。
感想・レビュー・書評
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明治39年10月20日、新潟生まれ、坂口安吾。「新潮日本文学アルバム№35 坂口安吾」(1986.6)を読み、坂口安吾については、ほとんど何も知らないことを確認しました。太宰治や織田作之助などと一緒に無頼派と呼ばれてたこと、ヒロポン中毒だったこと・・・。「堕落論」は読みましたが、内容は記憶のかなたです。三根山と並んだ写真があり、三根山より背が高い感じ。大きかったんですね。昭和30年2月17日、49歳で永眠。
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過激な生き方をしてきた作家
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35/40
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「この頃、安吾は日本の作家では宇野浩二、葛西善蔵、有島武郎などを読み、……」(本書三三頁)
安吾が有島武郎を愛読していたのは初めて知ったので、この一文に一番驚かされた。僕も有島武郎は好きなのでなんだか嬉しかった。 -
安吾の筆跡とか、絵とか、写真とかが結構好きなので、とても楽しかったです。
最後には、石原慎太郎のエッセイが載っていたりもします。