- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106444104
感想・レビュー・書評
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実験的な短編や変な占いも含まれている、相変わらずの博学賢覧の筒井節。表題作の後者は、評価が高いようであるが、わけのわからない部分も多く私にとっては難しかった。
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「陰悩録」は思わず笑ってしまうほどよかったが
長篇の「脱走と追跡のサンバ」は斜めに読むしかなかった。 -
短編
わが名はイサミ、特効薬、ナポレオン対チャイコフスキー世紀の決戦、帰宅、女権国家の繁栄と崩壊、蜜のような宇宙、タイムカメラ、自動ピアノ、陰悩録、桃太郎輪廻、融合家族、みすていくざあどれす、墜落、カンチョレ族の繁栄、体臭、涙の対面、電話魔、奇っ怪陋劣潜望鏡、家、
長編 脱走と追跡のサンバ
エッセイ
可愛い女の可愛らしさ、71予想天外大事件、犯侵冒、狂暴星エクスタ市に発生したニューリズムワートホッグに関する報告及び調理法及び見通しについて、当たらぬこそ八卦、悩みの躁談室、レジャー教室、公的タブー私的タブー、仕事と遊びの皆既日食、わが宣伝マン時代の犯罪、アナロジイ、情報化時代の言語と小説 -
長編「脱走と追跡のサンバ」と、複数の短編を収録。
表題作の「脱走と追跡のサンバ」なのだが、無限に連なる世界からの脱走を、コミカルかつ毒舌に描いている。発想とスケールの大きさには凄まじい。