- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107718938
作品紹介・あらすじ
自殺を繰り返す不老不死の女性・すず。彼女と生きていくことを望む恋人のサクは、ある旅行の計画を立てる。だが選んだ先はすずを死に駆り立てる強烈な記憶が刻まれた地だった。二人の気持ちは行き違いを生み、遂にすずは確実に死ぬ方法を実行する。残されたサクと死んだはずのすずは…。二人の絶望と愛の軌跡のその先を、新鋭作家が極限まで描いた名作! ページをめくるほどに激しく込み上げる、終われない純愛物語・ここに完結。
感想・レビュー・書評
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あー、読むのが大変大変しんどかった。でも読まなきゃよかったとは思わない。本当に微かな希望でも、すずさんが生きる力となって少しは救われた。すずさんは自分では気づかなくても、関わる人々に良い意味で影響を与えていると思う。一番良い影響を受けたのは間戸研究者かも。
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完璧。もともとは短編として発表されていた1話目から素晴らしく、永遠性の絶望に回帰するエンディング、その中間の充実した紆余曲折、全てに意味があるとこれほどまでメタ的に思える作品は久々。とにかく隙がない。
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398歳の不老不死の女の話。全2巻。とんでもなくヒリヒリする、業が深い話で極めて濃くてすごかった
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4.5
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情感や生きざまをここまで露に見据えて直接表現できる作家さんに出会えて嬉しい
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終わり方えぐ……辛…
そしてさくろう身投げの事実が切なすぎた辛いな。。。。でも感情揺さぶられる良き作品 -
たまたま読んだ漫画。
設定としては珍しいものではないが、史実を、それもかなり堪える内容のものばかりが散りばめられているため、読んでいて辛かった。
最後を、救いがあるとみるか、ないとみるかは、読者次第かと。
本音を言えば、漫画形式だからかえって堪える。
よく描いたなぁと。
人に勧めようとは、私にはちょっと思えないですね。 -
まさに「死んでも死に切れない」を地で行くところがイイ…。
いくつか疑問点はありますが、すずらんの花言葉は「再び幸せが訪れる」との事で(涙) -
読み終わりました。
原爆の話出してくるのはズルいなぁ。
あと、ホームビデオもズルいですよ。
泣いちゃうじゃないすか。