妖怪の飼育員さん 3 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 94
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107720238

作品紹介・あらすじ

「妖怪飼育人情物語」待望の第3巻。妖怪園では、お騒がせな妖怪達が今日も入り乱れる。あっちでもこっちでも発生する事案に、鳥月日和を筆頭に飼育員達はてんてこ舞い。「影女ってどんな姿してるの?」「保育園不足問題を解決するのは姑獲鳥?」「人間とコロボックルの少女が付き合ったら?」「ミノタウロスと日本の鬼が闘ったらどっちが勝つの?」――答えを知りたい方は、西東京妖怪公園へ是非お越しください♪

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずシビアなネタを妖怪に絡めてぶっ込んでくるなあ。
    にしても大源は一歩間違えれば、ウザそうなのに、好感が持てるギリギリのライン狙っててキャラとして好き。

  • やはり青北風さんかっこいい! 陸奥さんは過去に雪女?と付き合ってたらしいですね。 ぬ~べ~かな。ターボばばあの話は落ちが好きでした。

  • 石猿可愛い。皆鳥月に懐いていく。

  • 感想は、初代の方に書いてあります

  • ここで、『最後のレストラン』(10)が、どれだけ最高か、を語っておいて何だが、正直なトコを言っちゃうと、好きの度合いは、こちら、『妖怪の飼育員さん』の方が強かったりする
    料理と妖怪、ジャンルがかなり異なっているので、「好き」の優劣を付けるのも間違っているとは思う
    あえて言うなら、最新刊が待ち遠しかったってのは、こっちだ
    また、『最後のレストラン』、『妖怪の飼育員さん』、どちらも殿堂入りの可能性が高く、門に近いのは『妖怪の飼育員さん』、それだけの話
    大事なのは、どちらも私の心を満たしてくれる、そこだ
    『最後のレストラン』は、もう一度、実写ドラマになってほしいが、この『妖怪の飼育員さん』はアニメ化してほしいな、と思っている。ただ、妖怪を特殊メイクでやります、って事なら、実写ドラマもアリかな、と考えがブレブレである私
    この(3)も、妖怪好きの漫画読みの琴線が良い感じに掻き鳴らされる、良いストーリーだけが収録されている
    それぞれに違う良さがあるのだけど、全てを書いていたら、誰も読んでくれないだけでなく、この作品にも興味を持ってくれないかもしれないので、三つに厳選した
    #29「ミノタウロス(後編)」
    鬼vsミノタウロス、この対戦に興奮しない、ファンタジー好きはいまい
    日本人としちゃ、鬼の方が強いに決まっている、と言いたいが、ミノタウロスは得物として斧を持っている時もある。素手でなかったら、千歳富士はこの程度のダメージでは済まなかったかも知れないな、とは思う
    まぁ、筋肉自慢の二匹が遭遇したら、己の肉体だけで勝負したい、武器を使うなど無粋の極みって、国も種族も超える同調が起こるだろうから、血生臭い殺し合いには発展しないだろうな
    鬼がミノタウロスに勝った理由も、しっかりしていたってのも、個人的にはツボ。やはり、一人で黙々と強さを磨くのも大事だが、時には己より体に大きい相手に挑み、己の地力を上げる事も大事なんだろう
    しかし、人だろうが、鬼だろうと、お父さんってのは大変なんだなァ
    #34「コロボックル」
    個人的には、この回が(3)の中で、特にヘビーだな、と思う
    基本的に、面白可笑しいのが、『妖怪の飼育員さん』ではあるが、そのコメディ面が活きている理由は、この回のようなシリアスと言うか、現実的な展開のストーリーが芯として通っているからか
    人間と妖怪は共存できる、それは夢物語にしちゃいけない理想論ではあるが、その希望が超えるべき、種族の壁は中々に厚く、高く、しかも、エグい角度がついている
    単に一緒にいて楽しいだけじゃ、人は幸せになる事は出来ないんだろう。一緒にいるためには、何が障害となるか、そのリスクを避けるのはどうしたらいいか、遭遇してしまったらどうするか、そこはちゃんと話し合い、考えぬき、結論を出さなきゃいけない
    やはり、痛みを知っている人間の言葉ってのは、説得力が宿る。嫌な事は人生、少ないに越した事は無いけど、人間として成長するには、痛みが必要不可欠何だろう。そこから学べるのが、人間の強さだ
    #39「九尾の狐(後編)」
    最悪の妖怪とは何か、ってのは妖怪好きとしちゃ、意見が大いに分かれるだろう
    『うしおととら』が殿堂入りな私としちゃ、やはり、九尾の狐は強く推したい。なので、この回は胸が滾った
    九尾の狐ってのは、これくらい、悪どくなきゃ、つまらんだろう
    そんな悪妖に、最強の天狗が挑み、子泣き爺が活躍し、しかも、孫悟空の原点とも言える石猿が九尾の狐を追い払ったってんだから、もう、最高か、と藤栄先生を抱きしめたい。いや、それくらいじゃ、興奮交じりの感謝が収まらないから、反射的に腹パンしちゃうかもしれん
    何にしても、石猿にまで懐かれる、鳥月さんの人柄が凄い。次巻で、彼女がどんな妖怪を誑すのか、楽しみだ
    この台詞を引用に選んだのは、どういう真意があるのだろうか、とマジメに考えてしまったので。謎かけ、言葉遊び、それでいて、哲学的でもある。唯一無二の正答はないだろうけど、自分なりの答えは出してみたい。鳥月さんのそれとは違うかもしれないが、何となく、私は「あるがまま」を受け入れる、意識しすぎない、いわゆる、泰然自若の構えが成長、自分の殻を破り、一つ先へ行くのには大事なのかな、と思う

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著者プロフィール

■藤栄道彦・・・・・・

「2020年 『アンタゴニスト ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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