煉夢術

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120001246

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  • こちらも古書市でゲットした昭和46年のケース入り美本。装丁は四谷シモン。戯曲2作と、土方巽との対談、さらに短編小説と盛り沢山な内容。表題戯曲は幻想的で良かった。愛の乞食はそうか、ジョン・シルバーですね。土方巽との対談がかなり面白かったです。意味がわからなくて(笑)ちょうど最近土方の「病める舞姫」を読んだけれど、あれ、小説のときだけの文体じゃなくて、普通に人と喋っているときもあのままなんだ!というのが驚きでした。正直言ってることの意味はほとんどとれないんだけど、それで会話成立させちゃう唐さんなんかすごい。それとももしかして唐さんもホントは半分くらい土方巽が何話してるかわかってなかったりして。

    ※収録作品
    「錬夢術」「愛の乞食」「光と闇を駆け抜ける(土方巽との対話)」「あたし(短編小説三部作:雨のふくらはぎ/銭湯夫人/チョコ)」

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著者プロフィール

劇作家・演出家・俳優・小説家。1940年東京生まれ。明治大学文学部演劇学科卒。62年劇団状況劇場を結成。67年に新宿花園神社境内に紅テントを立てて上演し、以後、唐の存在は60年代に開始されたアングラ・小劇場演劇を牽引する旗手となった。88年に状況劇場を解散、唐組を結成。横浜国大(1997~2005年)、近畿大学(2005~10年)でも教授を勤め、後続の若い世代にも強烈な影響を及ぼした。 

「2017年 『唐十郎 特別講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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