地球へ 愛蔵版

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  • 中央公論新社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (959ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120020285

感想・レビュー・書評

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  • 機械は使い物であって、使われてはならない。
    便利な現代において、この事を忘れずにいたい。
    ラストの解釈が悩むところだけど、間違いなく傑作。

  • すごくスケールが大きくて圧倒された。

  • 少女漫画に壮大なSF漫画を書く漫画家さんも増えましたが、
    竹宮さんの漫画は本当壮大でした…
    きっと手塚治虫さんの影響も受けているんだろうな?と
    思いながら、「感情」というものや「精神」というものに
    焦点をあてて、ここまで壮大にできるのは
    「少女漫画家」だからできることなのではないのかなあ、
    とそんなことを思いました。

    その割りに私には誰にも共振も共感もできないまま、
    この漫画は終わってしまいました。
    でも、コマもさることながら、キャラクターに動きがあって、
    スピード感があって、ドンドンすすんでいきました。

    最後のくだりは、それでも、すばらしいと思いました。
    きっと竹宮さんというかたは、とても公平で、
    平等な方なのかもしれません。
    それは厳しさであり、優しさであるような気がしました。
    何が最善かは、分からないからこそ、
    公平さも厳しくありながら、それはとても優しいのだと、
    感じました。きっと世界がそうであるように。

  • 最高です。人間とはなんなのか。生命の尊厳とは何か。考えさせられます。

  • 絵は綺麗だし可愛いし、ストーリーも壮大でかつ思慮深くて素晴らしい!!
    ジョミーはカッコイイし、フィシスは女神!

    しかし、つくづく自分はSFが苦手なんだなぁ・・・
    壮大な世界観ゆえに、世界のシステムが何がどうなっているのか充分に理解できないのだ(涙)
    まあ、二度三度と読めばもう少しはわかるようになるのかもしれないけど…。
    それでも、一気に読んでしまったことを考えれば分からないなりにも魅力的で一応近視眼的なストーリーは分かるから上手いんだろうなぁ。

    人間の弱さと同時に強さも描いていたんだろうなぁ。

    1977〜1980

  • 愛蔵版は全2巻

    特殊な能力を持って生まれてくる子供は、全て抹消される地球。
    ジョミーもまた、不思議な力を持って生まれた子であった。
    大人になる年齢の日、事件は起こり、彼はミュウとして新たな人生を進まされるが、本意ではない事態に強く反発して同じミュウとも衝突ばかりしてしまう。

    ジョミーの成長物語でもあります。
    消去される前に地球から脱出した彼らが、何年、何十年もの時を経て再び地球へ戻るために想いを馳せ動く物語。

  • 人の可能性、方向性を問うSFファンタジー

  • 20年以上の前の作品ではあるが、そのストーリーは今でも十分読み応えがある。最後(グランドマザーが壊された後)のオチも秀逸。

  • マザー・コンピュターが支配する遠い未来、ESP能力を備えた子供は抹殺されるか、洗脳された

    マトリックスで描かれたような世界が実に20年以上前に漫画化されていたという名作です。

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