物語が、始まる

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 110
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120026041

感想・レビュー・書評

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  • お釈迦話しの世界に入った様な感じがするお話やった 2014.5.23

  • 川上弘美さんの不思議系短篇集。短篇というには一つ一つの話が少し長めだから、中篇集と言ったほうが近いかもしれません。
    読んでいると背中がぞくぞくする話ばかりでした。

    01_物語が、始まる
    02_トカゲ
    03_婆
    04_墓を探す

  • 川上弘美は読むたびに不思議度が増す。独特の世界にふらーと行っちゃいそうな感覚になれるのが快感でクセになる!
    表題作のほかに、「トカゲ」「婆」「墓を探す」収録。
    表題作の「物語が、始まる」は、人間の姿をして人間ではないもの-雛型の三郎との恋物語。
    「トカゲ」は、幸運の座敷トカゲに夢中になる団地妻たちが繰り広げる物語。これはすごく面白かった。

  •  表題作他3編の短編集。この人の作風というか、この人のイメージというのはまとめにくい、と思う。分からないところに引きずり込まれそうになるし……。目が離せません。

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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