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- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120027963
感想・レビュー・書評
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ともかくおもしろいから、読むことをお薦めする。「恋と密教の古代」、「院政期の乱倫とサロン文化」、「異形の王とトッリクスター」、「足利時代は日本のルネッサンス」、「演劇時代としての戦国・安土桃山」、「時計と幽霊にみる江戸の日本人」、「遊女と留学女性が支えた開国ニッポン」、「近代日本 技術と美に憑かれた人びと」の8章からなる。
とくに興味深かったのは、白河法皇と中宮・璋子の関係、権力と権威の象徴(代償)としての性的放縦を述べた日本独特の政治支配形態である院政を扱った章である。また、後醍醐天皇と楠木正成を扱った「異形の王とトリックスター」、イエズス会と歌舞伎の関係など、興味が尽きない。対談集の元になったテキストに直に当たりたくなる本である。詳細をみるコメント0件をすべて表示