西の善き魔女 2 戦いの巻

著者 :
  • 中央公論新社
3.89
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本棚登録 : 608
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120032226

作品紹介・あらすじ

失ってはならない心の宝ものは、ここにある。姿を消した幼なじみを追って謎に満ちた冒険が始まる。C・NOVELSファンタジア『西の善き魔女』3、4巻合本。

感想・レビュー・書評

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  • 文庫版で2が図書館になくてこちら借りたら、文庫版の3,4にあたるところだった。

    2は飛ばしてしまったけど、それでも十分楽しめた。

    なんだかユーシスが不憫なんだよなぁ。
    真面目で誠実で、ちょっと不器用ですこし機微に欠けてるかもだけど十二分にいいやつで頑張ってるのにフラれたり妹にブチ切れられたり。


    2022.6.26
    87

  • またまたルーンにキュンとした!
    ツンデレってやつなのね


    ただ、なんとなく初期に感じていた世界観が壊れてきた感じ。作者の思惑通りなのかな
    竜が出てきますが、ドラゴンではなく恐竜のようです。この辺もちょっと意外

  •  『西の善き魔女の名において、ブリギオンの侵攻を止めた者を、この国の女王にふさわしいとみなす』というレアンドラとアデイルに言いわたされた女王候補への課題。一方、フィリエルは、カグウェルに竜退治に向かうユーシスを守り、行方の分からないルーンを探すために旅立つ。

  • 王宮から南の森へ、そして事故による砂漠のふちへの旅を経て、ルーンとの別離と再会をくり返すフィリエル。
    たくさんの思惑の中で、自分自身がどうしたいのかを見つけ、否定され、また見つけ…とフィリエルが少しずつ確固たる意志に目覚めていく過程の色鮮やかさ。
    流石、荻原先生。
    世界のはての壁といい、時代にそぐわない言い回しを使う吟遊詩人といい、SFを感じさせる、ただのファンタジーではないところ、本当に好きです。

  • ルーンたちと共に首都メイアンジュリー、王宮ハイラグリオンへと乗り込むフィリエル。ルーンの失踪、ユーシスの竜退治への立候補、フィリエルはアデイルにかわってユーシスを助け、ルーンを探すため、南へ向かう。
    フィリエルは多少鈍感だが、思い込んだら一直線、ルーンのためなら人を殺してもよいと考えたり、当てもなく追いかけたり、他には誰も要らないといったり、一途にも程がある。若干恐いようなレベルだが、全く裏がなく純粋なので、可愛く見えるのだな。
    漫画に比べるとユーシスがかなり淡白で、もちろんフィリエルを気にいってはいるのだが、プロポーズ?にも恋愛という感じはほとんどない。どちらかというと、ルーンに振り回され気味なので、フィリエルが怪しむのもしかり。だいぶ印象が変わったかも。

  • 自分の気持ちを自覚したフィリエルはすごく強くてかっこいい。ルーンと会って想いを伝えることができてよかったなあ。個人的にはテンパったルーンがとてもかわいくて好き。

  • 最終巻に記載

  • ついにルーンへの気持ちが何なのか気づいたフィリエル。「もしも世界のあらゆるものが、わたくしとルーンを引き離す方向に動くとしても、まちがっているのは世界の方なのよ。」行け行けフィリエルー!

  • 思わず読んでいる。
    読み続けてしまうのは、面白いからだろう。
    でも、文庫1と単行本2の間が読みたい…。

  • 一巻から打って変わってなんという怒涛の展開(笑)
    あまりに場面の転換が鮮やかにスピードに乗って流れていくので、もう、ファンタジー小説を読んでるのか恋愛小説を読んでいるのか、むしろ冒険活劇なのか、はたまた実はSFなのか?!わからなくなりそう。
    すごいなコレ。ジャンル分類不可。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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