- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120034503
作品紹介・あらすじ
「昼の星の輝きよ、わたしを通して万人に届くがいい!」外国人には吉永小百合はブスに見える?日本人没個性説に異議あり!束縛あるほうが自由になれる。
感想・レビュー・書評
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同時通訳者として活躍された米原万里さん。昨年読んだ、井上ひさしさんの『井上ひさしの読書眼鏡』で紹介されていたのがきっかけで読みました。
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鋭い舌鋒ながらユーモアたっぷり。博識がイヤミでなく楽しい。「真昼の星空」とは子どもの頃の強烈な思い出による。チェコの林間学校で先生が読んでくれた本「昼の星」。
眼に見える現実の裏に控える、まぎれもないもうひとつの現実の意味だ。 -
亡くなってしまった米原さん。すごく残念で著書を探し求めて見つけたのがこのエッセイ集。機知と皮肉に飛んでいてとてもおもしろい。あぁ、なるほどこういう違う視点もあったのか、そんな日本人から少し離れた視点をバシバシ披露してくれる。本当に、亡くなられたのが惜しい。
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装画 / N・V・パルホメンコ
装幀 / 渡辺 和雄
初出 / 讀賣新聞日曜版1998年6月7日〜2001年3月25日連載のうち80編 -
米原万里の本は笑える!<br>が、今回は前半部分のみかな。後半はちょっと批判が多くて、しかもその批判が自分に当てはまるのでとてつも痛かったのでした。<Br><Br>「高齢化と少子化は、一つのコインの裏表のようにセットになっているのではないか。人知を超えた種の存続を至上命題とする人口調整機能が働いているのではないだろうか。今の先進国のような資源大量消費型のしかも長生き人間が増え続けては、地球は食い尽くされて人類のみならず生き物全体の寿命を縮めることになるからだ。」