ひよこのひとりごと: 残るたのしみ

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037382

感想・レビュー・書評

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  • 田辺先生の本、大人の目線でユーモアがあって、元気になる。関西弁も飄々とした生活感も好き。歳を重ねて書かれた内容は人生の楽しみを深く示してくれる。

  • 田辺さんの文章は綺麗で、いきいきしていて、「いい年のとり方」ってこうだよなあと感心させられる。好きなものがたくさんあると、いつまでもきらきらしていられるんだなあ。苦手な関西弁も、田辺さんだといい感じ。

  • 婦人公論のエッセイをまとめたもの。
    おせいさんの文章を読むとほっとする。関西弁もきれいだし、するどいし、なによりミド嬢や友達との会話がおもしろくてたまりません。
    お母様も亡くなられたのですね。本の中でずいぶんと楽しませていただきました。
    「あほらしやの鐘が鳴る」久々に聞いた言葉。そのほか大人ならではのあいまいな言い方などのところが共感しました。

著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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