- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120038501
作品紹介・あらすじ
平和な川辺の暮らしは失われた。晩夏、安住の地を求めてネズミ一家の冒険が始まる。足元で脈動する世界に優しいまなざしを向け、柔らかい魂の手触りを伝える物語。
感想・レビュー・書評
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ねずみさんの大冒険。
思いがけず楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちっちゃなネズミの一家が新天地を求めて旅をする、その道中での出会いや困難、助け合い、別れ、家族愛が描かれています。タッタとチーチ、ちっちゃな兄弟から生命の偉大さを感じます。ネズミなのにおっきな心のお父さん、ネコのブルー、まだ幼いタミー、ネズミ詩人のグレン、雀夫妻と獣医夫妻、次から次へと愛おしいキャラが登場。も〜ドキドキすること請け合いです。
新聞連載中リアルタイムで読めた方は幸せ者だ。 -
是非是非、皆に薦めたい本の一冊!!家族、友達、人は(ねずみは)決して一人で生きているのではありませんから。
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2012/05/17
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2012/05/18
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人間による河川工事によって住処を奪われてしまった、クマネズミのチッチ・タータ・お父さんは、新しい住処を探しに大冒険へでる。
チッチ達は、敵のドブネズミに捕まったり、大雪のなか遭難してしまい、命を落としかけたりと、さまざまな危険を乗り越える、小さな命の物語である。
僕は、この物語を読んで、人間よりも遥かに小さいネズミが多くの危険を乗り越えて必死で新たな住処を探しに行くという話に、今まで読んできた動物が出てくる本と、また違った“生き物の命”を感じた。
また、この本は、『人間による河川工事によって住処を奪われてしまった』というところから、この本は、遠回しに、読者に対して現在、問題になっている『環境破壊』の深刻さを主張していると僕は感じた。 -
島津和子先生の挿絵はリアル寄りなのになぜああもかわいいのか…
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ネズミ親子3匹の命がけの大冒険が語られる。それにしても絶体絶命を乗り越える偶然ばかりで、興ざめである。意図的に盛り上げていると感じた。ハッピーエンドはお約束だ。
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河川工事によって住処を奪われたクマネズミの親子が、上流へと移動を始めます。しかし、伏流や天敵の襲来など、なかなか順調には進みません。ニンゲンたちの作り上げたコンクリートジャングルを超え、「川の光」は見つけられるのでしょうか。忙しいあなたも、小説の中で旅に出かけてみては?
(機械系エネルギーコース M1)