静かな爆弾

著者 : 吉田修一

• 中央公論新社 (2008年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[てつおさんの感想 · 2022年5月16日]

そんな終わり方。

[saori_riosa_さんの感想 · 2017年10月20日]

読了日2012/07
主人公の俊平は、ある日偶然耳の不自由な響子と出会う。
毎日、仕事に忙殺されている俊平は、静かな世界を生きる響子に惹かれる。
俊平は自分勝手ですごく嫌な男だけど、もし自分が男だったら。。。こんな感じだったかも・・
なんとなく、俊平の肩を持ちたくなるのは、そう思うからかな。
題名通り、静かな恋愛小説。

[kiyom93さんの感想 · 2017年1月7日]

なんでと思いながらも読み進めていったが、結局何これって感じ。言わんとすることはわかるが、もう少し説明がないと、わからない。

[96flapさんの感想 · 2013年8月4日]

あまり印象に残らないかなぁと

[paguobookさんの感想 · 2013年1月26日]

最後が思い出せない。

[chihironeさんの感想 · 2012年11月21日]

筆談したりするところはほのぼの、でもエンドが少し弱い気がした。

[hasuotsuyoshiさんの感想 · 2008年12月2日]

テレビ局に勤める早川俊平が、ある日公園で耳の不自由な女性に出会い恋に落ちる物語。男はミステリアスな女性に恋をする。耳の不自由な女性との出会いは、俊平には未経験な新鮮さがあり、つきあえばつきあうほど、俊平が意識しなかった日常のさまざまな感覚を耳の不自由な女性はきづかさせてくれる。良くは書けているが、耳の不自由な女性に出会いました。こんなところ、こんなところが健常者とは違いました。そして、どんどん惹かれていきました。だから、どうしたの？という、つまらなさが読了後に残る。

[gonhondanaさんの感想 · 2008年9月24日]

テレビマンと耳の聞こえない恋人との話。
声を通さない文字だけの意思疎通。
いかに日常、声、会話に頼っているかが分かるけれど、
小説であんまりなにが言いたいのか分からない･･･。

[そばかすさんの感想 · 2008年7月17日]

前半の丁寧さが後半には消えて、最後は尻切れとんぼに思えた。
え？ここで話が終わってしまうの？と。消化不良だ。

主人公の職業はテレビ局の制作者。
大スクープを追って、世界中を旅し、日本に戻っても寝る間を惜しんで働く生活と、全ての音が彼女の前では吸いとられるような錯覚を覚える、耳の聞こえない彼女とのメモ帳でのやり取りが、かけ離れ過ぎて、しっくりこなかった。
彼女が受身すぎて自分の主張がない性格だから余計に気持ちをわしづかみされる事もなく、淡々と読んでしまったのかも。

[root3さんの感想 · 2008年6月12日]

パークライフで芥川賞受賞した人〜ＴＶ制作会社でバラエティを担当する早川俊平は報道でドキュメントを作りたいが，今は閑職。神宮で出逢った女性は近所に住む聾唖者・響子であった。知り合いのジャーナリストからバーミヤン大仏爆破の映像が手に入ったとの知らせを受け，番組として成立させるために奔走するが，タリバン側の重要人物との接触が出来ない。響子を両親に紹介し，狼狽える母親を見るにつけ，動揺する俊平だが，ハワイへの旅行を計画していたら，爆破に反対していたタリバンの文化庁役人とのアポイントが取れた。ハワイ旅行はキャンセル。仕事は徹夜で，メールを打つ暇もない。連絡が取れない響子の家を探して歩くが見つからない。本当に交際を続けたいのか悩む中，俊平の母親に食事の礼を綴った手紙が届いたという，差出人の住所を聞くと，何度も探した筈の場所だった。一緒に住みたいとの気持ちが蘇り，メールに真実が伝わる様になった〜仕事が忙しくて，付き合っている女性に冷たくなっていく状況って理解できるな。それほど忙しい思いをしたことはないけど

著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。