サハリン島

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 106
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040528

感想・レビュー・書評

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  • かわいそうなギリアーク人

    同書は小説ではなく旅行記あるいはむしろ調査報告に近く、その調査報告は村上氏がカルト宗教をテーマにノンフィクションを書いた事とも重なる。ギリアーク人というまったく違う価値観のなかで生きる人たちの話や、「物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなければならない」というチェーホフの言葉も導入も、同書への強い興味をそそられる。

    中村

著者プロフィール

一八六〇年、ロシア生まれ。モスクワ大学医学部を卒業し医師となる。一九〇四年、療養中のドイツで死去するまで、四四年の短い生涯に、数多くの名作を残す。若い頃、ユーモア短篇「ユモレスカ」を多く手がけた。代表作に、戯曲『かもめ』、『三人姉妹』、『ワーニャ伯父さん』、『桜の園』、小説『退屈な話』『六号病棟』『かわいい女』『犬を連れた奥さん』、ノンフィクション『サハリン島』など。

「2022年 『狩場の悲劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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