- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120040573
感想・レビュー・書評
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健康な平凡な女性のおはなし。
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中だるみがあって退屈した。
婦人公論に連載されていたそうです。
女として共感できる部分もありましたが、内容軽め。
一度読めばじゅうぶん。
川上さんは短編の方が好きです。 -
元彼の母親との出会ってできた関係で、おもしろい。
元彼の話はほとんど出てこなくて、メインは今の結婚生活。 -
川上弘美さんの選ぶ言葉とか使い方がすごくすき。
昔の恋人の母、土井に誘われこれでよろしくて?同好会へ入る上原菜月38歳。
様々な難題にぶつかりながらもまっすぐに戦う様がみていてよかった。
みずほさんに恋愛相談にのってもらいたい。 -
女性ばかりが集まって日々のことを話し合う会。
そんな会が実際にあればいいなぁと思いました。
そして、主人公が最後に気付いた
「全てのことは変わっていく」ということ。
いまの状況も気持ちも、よくも悪くも長くは続かない。
だからこそ「いま」を生きようと改めて思いました。
ゆるゆると力をぬいて読める一冊。 -
結婚してまもなく三年、恋人時代以上にラブラブに見えるらしいうちの夫婦。
でも当の本人の私は、ラブラブって、なんだかなあ、のまごまごした感覚。
好きだから結婚したのではあるけど、
もう恋愛したくないから結婚したところも、正直大きい。
それって、そんなにわるいことなのかなあ、とまごまごする私。
菜月と少し共感、
でも恋愛以外はとことん強気な私は、共感できたのはそこだけ。
家族ってなんだろう、とは私も結婚してはじめて考えた。
うちは、菜月の言うところの夫婦なのかもしれない。
自分自身、家族というとまず浮かぶのは実家の家族であって夫ではない。
というか、夫という肩書きも、他人がわかりやすいだろうから使うだけで、私のボキャブラリーとしてはまだまだ確立していない。違和感たっぷり。
そんなうちの夫婦の関係っていったいなんなんだろう、とふと考えさせられる本でした。 -
私は主婦ではないので、嫁姑問題は想像や聞いた話でしか分からないけど、主人公・菜月の性格とちょっと似ているなと感じる点が多々あったので、なんとなくだけど「分かるなー」と思いながら読めました。全体的にほんわかしたムードなので、読み終わった後もほのぼのとした気持ち。こんな素敵な同好会なら、私も入りたいな。