自分を憐れむ歌 - テースト・オブ・苦虫7

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040733

感想・レビュー・書評

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  • 自分勝手流のエゴが当たり前のようにまかり通る現代を憂える著者。お互いがお互いを分かり合い支えあう仕合せ社会。そんな社会の到来を痛切に願う思いが心に響く。タイトルが痛い。

  • あいかわらずの町田康節。
    最近の若者事情が分からないので リサーチとてコンビニへ。
    聞き耳をたてていると若者が カワキモノがなんやら と言っている。
    カワキモノ なるほど皮でできた着物か。 たしかに着物じゃ古臭い。 皮でできていることによって今感をアピールなのか。
    というようなことを思ったというのは嘘だと思いますか?
    みたいな小さな嘘と自虐の連続。

    まぁ 自分を憐れむ歌なのでね。
    おもろかった。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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