信玄の軍配者

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041730

感想・レビュー・書評

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  • 四朗左さんの奮闘記、清々しさがあって、清らかで、でも汗臭い…とても良かったと思います。戦国の男たちの描写がめちゃ爽やかなんだけど、そこも読んでいて良い気持ちになれました。
    とくに好きな登場人物は千草さんかな~。
    次回予告の『謙信の軍配者』が楽しみです。
    楽しみの点残して★四つです

  • タイトルに相応しく、山本勘助の話でした。ずっと主人を見つけられなかった勘助が、やっと信頼できる主人をみつけられてよかった。小太郎との友情話も出てきたし、冬ノ助もちらほら出てきました。実際、戦国時代に友情という甘い概念が成り立ってたかはわかりませんが、(戦国はしたたかなイメージがあるので)ライバルとして、友達として、熱いヒューマンドラマがあってもいいかなと思いました。次は冬ノ助の活躍に期待です。

  • 武田信玄の軍配者=山本勘助はいいかも。

  • 相変わらず、いいツボを押してくれる。作者の現代小説?も読んでみようかな。

  • 武田晴信の軍師 山本勘助

  • 今年最後の一冊。

    勘助の物語。

  • こちらシリーズで、第二作目なんだけど、風魔小太郎と、山本勘助の軍配者シリーズ。なんだか歴史にやたら疎くて、なんにもわからない私ですが読んでてとにかく面白かった!!!!

    学校で知り合った仲間とのその後戦で敵対し合う際に、相手のことを読んだり読まれたり、はたまた相手が不遇に陥ったときは助け合ったりという戦国時代での青春ストーリー。笑

    泣けます!!

    感激します!!

    今回はとっても嫌なやつだった山本勘助が、少しづつなりなんだか柔らかくなっていくその流れがなかなか泣けました!!!!

    ラストの冬の助のシリーズが楽しみっす!ちなみに、店長レンタル本で、図書館でも大人気!!

  • おもしろかった!!

    今回の主役は四朗佐ならぬ、山本勘助。
    足利学校後、更に勉強を重ねたものの、故郷で不遇な
    監禁生活を送ること十数年、ようやく軍配者として
    活躍する場を、仕えるに値する主とともに得る。

    小太郎や冬之助との再会シーンがよかった。
    嫌いだけど友達だ、という言葉がメッチャ好き。
    同志ってやつですな。
    早雲より、がっつりと戦闘シーンがあって、
    勘助の軍配者っぷりがみれておもしろかった。
    千草さんや雪姫とのからみでの人間模様もあるし。
    晴信のやり手の武将としての顔と雪姫への青年としての顔とのギャップが笑えた。けど、人間ってそうかもな、と思う。いろーんな顔が、あって、その全部が1人の人間なんだ。

    軍配者として、自分が足らなかった、と自害さえしようと勘助がするシーンが印象的。
    人が、どう動くのか、なぜ、そう動くのか、
    そこまで考えてこその軍配者、かあ。
    いやあ、マジ、かっこいい~~。
    そして、最後にはとうとう冬ノ助が謙信の軍配者に!
    えっと確か信玄と謙信は何度も闘ったはずだよな?
    川中島の合戦、だっけ??
    次巻ではそのへんの駆け引きも読めるのかなー
    楽しみ~。

    そして、北条の軍配者としての小太郎が、これまたかっこいい~~!
    あの幼かった若殿も立派になられたようで、
    韮山様の想いが繋がってるんだなあっとしみじみと・・・。
    ああ、でも北条って誰かにやられなかったっけ??
    うう、メッチャ不安。

    が、まあそれもまた時代ってやつか。

    次巻謙信の軍配者で、三部作完結なんだっけ?
    いやあ、これは読むべし。

    軍配者、という存在を通しての歴史物として読んでもおもしろいし、信玄とか謙信とかの、有名どころがでてくるのも嬉しい。
    武将としての器量っつーか、そのへんの力が家の存亡に直結してるよなー。
    いやあ、ほんっとおもしろいっていやーこれほどやりがいのある時代はないかもしれないが、
    タイヘンだー。

  • 軍配者シリーズ第二弾?かな。
    あいかわず読みやすくて面白かった!
    前作で戦シーンが少なくて、もっと見たいのに!と思ったが、このためにとっておいたのか。と納得(´・ω・`)

    やっとみんな揃って、また先が楽しみです。

著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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