- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120041891
感想・レビュー・書評
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リズムのみ。好きな表現をがんばってさがしたけど、なし。リズムのみ。リズムのみ強すぎて内容が頭に入ってこない。それくらいリズムのみは素晴らしいことこの上なしといった様子で、そうやって少しずつ、めきめきと確実にページはめくられていくので、不思議と驚くような感覚と同時に、ヤラレタ、という何だか負けたような心持ちにさせられ、一瞬で読了。
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大好きな川上さんのエッセイ。
食についてのエッセイということですがあまり食については触れられていません。
独特の雰囲気、何か気だるさ?みたいなものを感じさせられる川上さんの文章が好きです。 -
何かを産み出すことの苦しみがところどころ垣間見られます。ご本人も吐露されているように少しくスランプだったのでしょうか、気のせいでしょうか。ほかのエッセイとくらべてリズム感が乏しく感じられたのです。そうですよね、いつも絶好調なんてあり得ないですよね。あったらそれこそ化け物ですもの。良いですねぇ、今は亡き勘三郎さんや私が中学生のころ大好きだった南沙織さんの旦那さんでいらっしゃる篠山紀信氏と一緒にお酒が飲めるなんて。私のような凡夫には一生経験できないことですもの。
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独特の文体だけど、そのうっすら毒の滲んだ柔らかさのような調子がとてもすてきなエッセイ。『乳と卵』はまだ読んでないけれど、『すべて真夜中の恋人たち』はなかなかよかった。男目線の恋愛を扱った小説に最近すこし抵抗がある…不思議だな、なんか女の人が書いたのだと、逆にすんなり読めたりもする。なぜなんだろう…。ふんわりした空気みたいな優しさと、そこに突き刺される針みたいな衝撃の使い分けが、どうやら女性作家のほうが上手なような気がする。川上さん、好いです。
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この人の文章を読んでいると、忘れていたこと、小さくささやかできらっとした思い出を何故かふいに思い出してしまったりして、文章にしたくなってしまったりする。すごいや、唯一無二の感じ。
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2012/12/10購入
2012/12/22読了 -
先日、ご逝去された、中村勘三郎さんとの親交深いあるエピソード。幅広い分野で交遊があったことに、惜しい方がいなくなったなという印象をしんみり感じた次第。
ご冥福をお祈り致します。
この著書にたまたま出会えた自身にも感謝… -
不思議な文章。
先日読んだ「夏の入り口、模様の出口」との差が激しい(笑)。 -
川上未映子独特のリズム感で刻まれた文章が、するすると頭に入ってきて心地よい。
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川上未映子エッセイ。
芸術的すぎる、というか、よくわからないまま過ぎていった。
まだ川上未映子の良さがわからない。もう少し読んでみたい。