刑事さん、さようなら

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041976

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  • さようなら。
    なるほどそうなるかー。せつなーい。せーつーなーいー。

  • *「結婚したい女ができた」と明かした数日後、警官が自宅で首を吊った。その二日後、河原で風俗ライターの死体が見つかる。後輩の自殺に疑問を抱き独自に聞き込みを続けていた警部補・須貝は、二つの不審死をつなぐ“女A”の存在に行き着くのだが―。「善人の罪科」と「悪人の正義」が交錯する、美しくも哀しき愛の物語*

    再読。会話の部分が多く、登場人物はそれぞれ人間臭く 、全体的に牧歌的な雰囲気さえ漂う。二つの物語が徐々に交差する過程、衝撃の結末、にも関わらず淡々と続く日常・・・やられました。なんとも言えない余韻がじわりじわりと押し寄せます。

著者プロフィール

1950年、群馬県生まれ。業界紙記者などを経て、88年『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』で第103回直木賞候補。著書に『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の思惑』、「船宿たき川捕り物暦」シリーズの『変わり朝顔』『初めての梅』(以上、祥伝社文庫刊)など。2021年10月、逝去。

「2023年 『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の策略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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