母と息子の老いじたく

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  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120042287

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  • << 86歳と62歳、初めて過ごす二人きりの時間……幾つになっても、親孝行ってむずかしい。『婦人公論』人気連載ついに書籍化。息子・夫・父として、「男の本音」を打ち明けるエッセイ集>>この宣伝コピーの巧さにつられて読んでしまったが、中味の大半は詩人・ねじめ正一の日々雑感に加えた人脈自慢の様子。書き下ろしで加えた母に関するエッセイ数編が、何とかこのタイトルに沿ったものだ。収録されている47編の大半は、2009年2月からおよそ2年間にわたり、雑誌「婦人公論」に連載したエッセー「イキアタリ主義」をまとめたものだ。還暦を迎えた著者はまさに団塊の世代。身体的変化や家庭事情などは、同年代の人びとにとっては身につまされること必定。同じような仲間がここにもいるなと確認したいならお薦めだ。

著者プロフィール

ねじめ正一
1948年東京都生まれ。詩人、作家。 
詩集『ふ』(櫓人出版会)でH氏賞、『高円寺純情商店街』(新潮社)で直木賞、『荒地の恋』(文藝春秋)で中央公論文芸賞、『商人』(集英社)で舟橋聖一文学賞、『まいごのことり』(佼成出版社)でひろすけ童話賞、『ひゃくえんだま』(鈴木出版)でけんぶち絵本の里大賞びばからす賞を受賞。
主な児童作品に『ぞうさんうんちしょうてんがい』(くもん出版)、『ずんずんばたばたおるすばん』(福音館書店)、『みどりバアバ』(童心社)など多数ある。

「2022年 『たんていベイビー きえたヤギのおばあさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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