- Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120042409
作品紹介・あらすじ
堕せば命と希望が消える。産めば世界が必ず飢える。現代中国根源の禁忌に莫言が挑む。
感想・レビュー・書評
-
3.85/169
内容(「BOOK」データベースより)
『堕せば命と希望が消える。産めば世界が必ず飢える。現代中国根源の禁忌に莫言が挑む。』
著者:莫言 (ばくげん)
訳者:吉田富夫
出版社 : 中央公論新社
ハードカバー : 476ページ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中国の小説をたくさん読んでいるわけではないが、今まで読んだものはどれも、登場人物それぞれの生きるパワーにあふれていて、そこに圧倒される。妬んだり、悪いことをしたり、それを悔やんだり、苦しんだり、いろいろするが、それらを踏みしだいていく生の力。この作品は、それに加えて、一人っ子政策と現代中国社会の変貌ぶりがよくわかること、そして物語の構成のすばらしいことで、読んでよかったと思える作品であった。
-
圧倒的な構想力、広い世界観、やはり莫言はすばらしい。さらに、訳が秀逸。
-
「堕せば命と希望が消える 産めば世界が必ず飢える」
この本の帯の言葉の真意が気になるのです。
読みかけたけど数頁で挫折。
今じゃないみたい。
また読もう。
ノーベル文学賞を受賞した莫言さんの作品。 -
2013/4/30(火)の中国語教室でこの本は読みやすいと紹介があり、いつか読んでみようと思ってます。
-
中国の一人っ子政策を題材とした小説.陰惨な堕胎政策と跡継ぎの男児を誕生を望む人々に翻弄される人々の姿を書いている.しかし,笑いや悲しみや政治的な言及はあるものの,結局は小さくまとまってしまった作品だと思う.大躍進にも触れず,産児制限という重大な人権侵害も結局は肯定してしまっていてモヤモヤとしたものを感じる.
-
閲覧室 923.7||バク