母娘問題 - オトナの親子

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 75
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049385

感想・レビュー・書評

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  • コミック部分は 娘からの苦悩目線で書かれていて
    娘が決死の覚悟で 行動を起こしても
    親にはあしらわれたり・・・ああ 辛い
    少しは響いていても 根本はなかなか変えられない
    ここが他人と違って悩ましい部分ですね
    自分も娘にこんな呪いの言葉をかけていないか
    と 自戒を込めて読みました
    両方の気持ちで読める本です

  • ドロドロするような、苦しくなるような
    母と娘の関係が書かれています。
    ああ、わかると思ったり、そんなことあるの?と思ったり…
    ただ、それでもあとがきにもあるように
    おぐらさんのマンガが良い具合に空気を緩めてくれています。
    文章と漫画と組み合わせてあるところも
    いい塩梅で読みやすいです。
    しんどそうな人がいたら薦めたいな、と思います。

  • おぐらなおみさんの漫画に興味があり図書館にて借りてみた。
    私も長年母との関係性には悩んできたが、この本の中に出てくる毒親たちには驚きを隠せない。

    母親たちが毒親になってしまう理由には、子ども以外に自分の生きる楽しみや価値を見出だせなかったことが大きいのではないか?と私は感じる。
    専業主婦で夫とも仮面夫婦であったり、経済的独立もできず自分の人生の舵をとることができなかった女性たちが頼みのツナとして威張ったり甘えれるのは子どもでしかなかったのであろう。
    そう考えると毒親や母親たちも辛かったのではなかろうか?

    これから先の時代にこのような悪例が続いていかないように、女性の生き方を考えたい。

    この本自体はそこまで深く切り込んでいない、共感重視であることから星3つで。

  • 母は私がグチグチ言うと、サッと心のシャッターを閉めるので辛かったけど、今子どもを育てていて毎日学校や趣味の長い話しを聞くのがどれだけしんどいかわかってきた。
    長生きするとその分つらい、これからも適度な距離を保って付き合いたい。

  • 字だけだったらちょっと(内容的に)読むのしんどかったかもしれないです。
    漫画の絵のテイストも、読むハードルを下げてくれてる気がします。

    ここまでではないにしても、かつての母、かつての自分と重なる部分もあり、読んでいて「100%他人事」ではなかったです。
    今はなんだかんだ適度な距離感で良好な関係でいられてるけど、そこに至るにはそれなりにしんどいヤマを越えなければならなかったから、登場人物(娘側だけだけど)の葛藤はよくわかります…
    小さいことではまだ諍いも起きるし、そのあとの罪悪感は歳を重ねるごとに、相手が老いていく分余計に強くなってる気も。
    母娘の間で色々あって悩むことは「自分だけじゃないんだなー」と心丈夫にしてくれる一冊でした。
    パート2も早く読みたいです。

  • 母親はだいぶ前からいないんだけど、もしいたらどうなっていたんだろうか。

  • 367.3

  • あまりにも、わかりすぎる。
    どちらの立場も。
    母親として描かれている姿が、昔の実家の母のようであり、今の私のようでもあり。
    娘として描かれている姿が、昔の私のようでもあり、今の娘のようでもあり。
    辛くなってくる。けど現実。
    もう一度読んでから図書館に返そうと思ったが、無理だったので、時間を開けて再読しようと、思う。

  • 女性初のトリプルアクセルを飛んだ伊藤みどり、五輪直前の「秘策」で金メダリストとなった荒川静香、浅田真央の涙の銀メダル。そして、前人未踏のオリンピック2連覇を目指す羽生結弦。名選手の証言で五輪の歴史を振り返る。

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著者プロフィール

漫画家&イラストレーター。『働きママン1年生』(メディアファクトリー発行)、『子育てレインボウ』(ベネッセコーポレーション発行)など著書多数。

「2013年 『職場うつの人々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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