小説 - BOC - 6

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 51
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049941

感想・レビュー・書評

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  • [墨田区図書館]

    図書館サイトで、「茅田砂胡」を検索していて発見した本。
    どうやらデル戦の外伝3「ポーラの戴冠式」が掲載されているだけのようだが、とりあえず10巻までだしざっと目を通してみようと借りてきてみた。

    初刊の1巻ではオプション的なものもあったが2巻からは本当に「ポーラの戴冠式」の話のみ。それもシーンカット(?)のように各巻ごとにちょこちょこと場面転換しながら続く。でもこの話は既に読んでいたけれど、考えてみれば読んだ当初は「~全仕事」の存在を知らなかったから、「紅蓮の夢」を読む前だったんだ!?そういう意味では今回リイの復活?を知った上でこの話が読めるのは楽しい、感慨深い!再度「紅蓮~」と続けて読んでみたくなったな。

    そして、勘違いでなければこの巻でやっと初めて「近未来」の話が出て来たな。
    あと、シャーロックの文字に釣られて森見登美彦の「シャーロック・ホームズの凱旋」を少し読んだけれど、、、微妙な疑似京都の地にてオリジナルをモチーフにダメダメシャーロックと嫁の尻に敷かれたワトソン像で描き出す、、、面白く感じられる人もいるだろうけれど、私にはダメだった。ちょっと後悔してしまったので、この後のBOCでは純粋に茅田さんの話だけ読むかな。

  • シャーロック・ホームズの凱旋
    第4話 マスグレーヴ家の儀式 後篇

  • 「小説BOC」第6号は、伊坂幸太郎、朝井リョウをはじめ豪華執筆陣による、話題の競作プロジェクト「螺旋」がすごいことに!?
    六回目を迎えたこの企画で、執筆陣たちが企んだ共同創作の醍醐味とは? 特集は「モテ本」をコンセプトに企画。でんぱ組.incの夢眠ねむさん、「王様のブランチ」でおなじみの早稲田大学の市川先生が登場。ねむさんが読者と一緒に「モテ本」を探ります。
    読み切り特集は「女子高生さくら」をお題に、長嶋有、大沼紀子、渡辺優、支倉凍砂の有名執筆陣がいろんな「さくら」

  • 競作プロジェクト「螺旋」で豪華執筆陣が企んだ創作の楽しみとは? 「モテ本」特集ではでんぱ組.incの夢眠ねむさんが登場!

  • 螺旋シリーズも6回目となり折り返しとなりました。
    初めて文芸雑誌というのを読んでいるので様々な作品をちょっとずつ
    読んでいくという作業に初めは戸惑っていましたが
    段々慣れて楽しめるようになってきました。

    今回は全ての作品で同じようなシーンを描くということで
    この部分かな?みたいな感じで探りながら読めたので今までと違った楽しみがありました。
    でも読む前にあまりにも丁寧にこういうシーンですよという
    説明がされていたため
    もうちょっと秘密にしておいて欲しかったなと思いました。
    しかし作品によってはこのシーンを無理に入れているように
    感じられるものもありました。

    螺旋以外でいいますと連載モノは今回あまり存在感がある作品がありませんでした。
    (堂場舜一のシリーズがいつの間にか終わっていてびっくり)
    意外と任侠浴場は面白かったですが。

    読み切り特集もなぜかJKを主人公にしたもので
    春をめっちゃ憎んでるJKの話以外はイマイチでした。
    逆に読み切り短編の官能小説家の1日はかなり面白かったですね。

    最後の特集モテ本に関してはあまり実はなかったですが
    俳優の東出昌大のインタビューなどかなり知的な感じで
    やはり読書家というのは魅力的になっていくのだなと再確認しました。

  • ほぼ安定の内容だった。螺旋はずっと年表にあった近未来の話が始まってわくわくした。同作者だしタイトル似てるし昭和後期の話と関連があるのかなあ。
    ホームズのは…多分世界観を楽しむのがいいんだろうと思った。主役にいいところがなさすぎてどう読めばいいか迷ってしまう。
    エッセイ的なものがもう少し充実すると嬉しい。

  • 今回の「螺旋」では、各作品内で共通のシーンを入れる試みがなされた。各作品のストーリーは異なるので、そんな強引なことをすると、作品のバランスが崩れそうだが、プロの作家はやはり違うなと。見事に共通のシーンを挿入した。同時並行の螺旋なので可能な試みであり、さらに螺旋が固く絡み付いた感じがする。今後は自然に各作品間にはられた伏線が絡み合いつつも回収されていくと予想される。先が楽しみなプロジェクトである。

  • 伊坂さんの新作スピンモンスターがスタート!
    今回は冒頭の会議を読んで、共通の対話場面がどのように織り込まれるのか楽しみだった。
    作家さん達の個性と力量を感じる。他のお話との繋がりもあったり後半戦に突入してきたなぁと思う。
    最後までいったらやっぱり読み返したい。毎度新刊でるたびに、前の展開わすれてしまうのだけど。。

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