中国史SF短篇集-移動迷宮 (単行本)

  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120054433

作品紹介・あらすじ

孔子は時空を越え、諸葛亮孔明はコーヒーの栽培に成功し、マカートニー伯爵は乾隆帝の迷宮に閉じ込められ、魯迅は故郷でH・G・ウェルズのタイムマシンに出くわす――悠久の中国史を舞台に、今もっとも勢いのある中国の作家7人が想像力の限りを尽くした超豪華短篇集




孔子、泰山に登る(飛ダオ 著/上原かおり 訳)


南方に嘉蘇あり(馬伯庸 著/大恵和実 訳)


陥落の前に(程ジン波 著/林 久之 訳)


移動迷宮 The Maze Runner(飛ダオ 著/上原かおり 訳)


広寒生のあるいは短き一生(梁清散 著/大恵和実 訳)


時の祝福(宝樹 著/大久保洋子 訳)


一九三八年上海の記憶(韓松 著/林 久之 訳)


永夏の夢(夏笳 著/立原透耶 訳)

感想・レビュー・書評

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  • 孔明さま、、、

    中国史SF短篇集 移動迷宮 大恵 和実(編集) - 中央公論新社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784120054433

  • 中国史SFというジャンルの定義が掴めなかったので、ちょっと内容が分かりにくかったです。

  • (後で書きます。解説に中国史関係の参考書の言及があり、中国史とSFで二度美味しい)

  • 『中国史SF短篇集 移動迷宮』読了。
    馬伯庸のそれらしい偽故事成語続出のコーヒー伝来改変歴史SFのインパクトも然ることながら、個人的には魯迅作品を土台にタイムマシン要素を加えた宝樹「時の祝福」がいちばん刺さった。
    中国SFの邦訳アンソロとしてはすでにケン・リュウや立原透耶のものを読んでいるけれど、そこで知った素晴らしい作家たちの未読作が読める幸せ。
    巻末の解説で書かれていたけれど、中国SFといえば歴史ものが多い印象をもっていたけれど全体の比率としてはそれほど多いわけでもないってのが意外だった。言われてみれば英語や日本語へ訳出されるらしいにそういう作品が選ばれやすいっていうバイアスなんだろうなあ。

  • 世界を席捲する中国SF。悠久の中国史を舞台に、飛?、宝樹、程?波らいま最も勢いのある作家が想像力の限りを尽くした超豪華短篇集

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著者プロフィール

大恵和実(おおえ・かずみ)
一九八一年生まれ。中華SF愛好家・翻訳家。編訳書に、武甜静・橋本輝幸・大恵和実編『中国女性SF作家アンソロジー 走る赤』(中央公論新社・二〇二二年)、大恵和実編『中国史SF短篇集 移動迷宮』(中央公論新社・二〇二一年)がある。翻訳に、梁清散「夜明け前の鳥」・万象峰年「時の点灯人」(立原透耶編『宇宙の果ての本屋』新紀元社・二〇二三年)などがある。

「2023年 『蘭亭序之謎 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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