ないものねだるな (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
3.13
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  • (3)
本棚登録 : 290
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120054976

作品紹介・あらすじ

コロナ禍で激変した生活、母亡き後の実家の片づけ、忍び寄る老化現象…なんのこれしき!奮闘の日々。読むと気持ちが楽になる、アガワ流「あるもので乗り越える」人生のコツ。『婦人公論』人気連載エッセイ、待望の第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • ☆☆☆

    あの阿川佐和子さんが「婦人公論」に2019年秋から2021年夏にかけて連載されていたエッセイをまとめたもの。ほん近くのことなので、コロナなど新鮮、いや生々しい話が語らえる。でも佐和子さん、天然に老人が重なってうっかりと忘れ物が増え、家中をウロウロ。

    私もこの頃、カバンが重く感じらえるようになったのでなんでも入っている「ドラえもんバック」から他のに持ち替えると、なにかが無いのに気が付いてあたふたとする。

    出る時にポケットに入れるのは、家の鍵、車の鍵、財布(免許書入り)、小銭入れ、IKOCA、ハンカチそしてスマホ。
    バッグには、手帖、四色ボールペン、タオル、扇子、眼鏡ふき、メモ帳、クスリケース、ティッシュペーパー、予備のマスク、エコバック、ですか。
    ここまでが、いつも持ち歩いているセット。

    そして病院に行くときは、診察券に保険証に予約票。
    落語会の時は、チケットとちらしのファイル。
    それと、電車の中で読む本と読書用の眼鏡とちょいとつまむおやつ。
    肌寒い季節になったら、カーディガン。

    おい、どこまで入れるんや、でもこの、VICTORINOXのなんでも入って便利です。(まあ重いですが、忘れもんするよりはマシなので、しばらくこれに頼って持ち歩きますわ)。


    ②、VICTORINOXのリュックサック

  • コロナ禍で激変した生活、母亡き後の実家の片づけ、
    忍び寄る老化現象…
    なんのこれしき!奮闘の日々。
    読むと気持ちが楽になる、アガワ流「あるもので乗り越える」人生のコツ。
    『婦人公論』人気連載エッセイ書籍化、待望の第3弾。
    (中央公論新社より)

    阿川さんのエッセイは久々に読みました。

    コロナ禍で嫌が応でも変えなければならなかった生活。
    不自由なこと、不便なことばかり…

    でも、なかったのよね。

    考えさせられることがたくさんありました。
    大げさに言えば、生き方さえも。

    『ないものねだるな』は年を重ねて老年期の入り口に差し掛かろうとしている私に
    (既に差し掛かっている?)
    そんなに深く考えなくてもいいんじゃない?
    そろりそろりと足を踏み出せば、案外うまくいくことも多いよ~
    と、思わせてくれることも。

    時々、クスリと笑えて、楽しい時間でした。

    只今、夫が読んでおりますが、やっぱり、時々、クスリと~(笑)

  • 前作と続けて読んだので、重複内容が多いな(笑)

    とはいえ、コロナ禍のあるあるには頷ける点も多く、私は阿川さん派のせっかち部類に入るんだろうねぇ。

  • ついつい読んでしまいます。未練の始末、我が視界など面白い。

  • ささやかな日常も佐和子さんの手にかかるととんでもなく面白いモノになる。ご結婚されたので配偶者の方の話も出てくる。久々に声上げて笑った。

  • 2019年から2021年に婦人公論に掲載されていた阿川さんのエッセイをまとめたものです。
    認知症の母親を介護して、看取って、家の片付けをする様子が、お涙ちょうだいでもなく、いたって普通のこととして書いてあり、変わらない阿川さんになんとなく安心しました。

  • ほのぼのもなく、淡々と読みました。

  • 著者の阿川佐和子さんはTVタックルだったかNEWS23だったかのテレビ番組でお見かけした際には、大人しめな女性に映ったが、このエッセイ集は見事にイメージを変えてくれた。

    親しみがあると言おうか、人間臭いと言おうか、ドジな感じ(笑)

    ま、それも読者へのサービス精神からだろうけどね。

    普段手にすることがないエッセイ集、この本を読むキッカケは失念したが、最後まで楽しく読めたました。

  • 一つ一つの記事が短いので、読みやすいです。
    作者の可愛らしさが伝わりますw

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿川佐和子の作品

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