増補新版-補給戦-ヴァレンシュタインからパットンまでのロジスティクスの歴史 (単行本)
- 中央公論新社 (2022年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120055317
作品紹介・あらすじ
16世紀以降、ナポレオン戦争、二度の大戦までの代表的な戦闘を「補給」という観点から徹底的に分析。補給の計画、実施、戦闘への影響を、弾薬、糧食等の具体的な数値と計算に基づいて説明。補給こそが戦いの勝敗を決するということを初めて明快に論じ、ロジスティクスの研究の先駆けとなった名著の第二版補遺(石津訳)と新たな解説を付す。
感想・レビュー・書評
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戦争の歴史で兵站を考えるのが今までなかったのが不思議で、とてもおもしろい。
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増補版ということで購入。戦争とは補給の戦いである。補給を軽視した組織は勝てない。
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東2法経図・6F開架:395A/V27h//K
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序章 戦史家の怠慢/第1章 一六~一七世紀の略奪戦争/第2章 軍事の天才ナポレオンと補給/第3章 鉄道全盛時代のモルトケ戦略/第4章 壮大な計画と貧弱な輸送と/第5章 自動車時代とヒトラーの失敗/第6章 ロンメルは名将だったか/第7章 主計兵による戦争/第8章 知性だけがすべてではない/第二版補遺ー我々は今どこにいるのか?
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序章 戦史家の怠慢
第1章 一六~一七世紀の略奪戦争
河川利用を知ったものが勝つ
軍需品倉庫の出現
移動中のほうが安全
現地徴発が戦略の基本
第2章 軍事の天才ナポレオンと補給
包囲攻城線から回線へ
三帝会戦の舞台裏
モスクワ敗戦の真因
第3章 鉄道全盛時代のモルトケ戦略
新制度創出時代
鉄道
フランス対ドイツ
理論倒れのモルトケ兵站術
第4章 壮大な計画と貧弱な輸送と
巨大化と機動性の相剋
補給軽視のシュリーフェン
敗けるべくして敗けた
第5章 自動車時代とヒトラーの失敗
バルバロッサ作戦と兵站
運命の秋雨
第6章 ロンメルは名将だったか
史上最初の砂漠機動戦
最期までたたった港湾不足
第7章 主計兵による戦争
完璧な組織
永遠の謎・ルール突進
第8章 知性だけがすべてではない
第二版補遺―我々は今どこにいるのか? -
近世以降、ナポレオン戦争、二度の大戦を補給の観点で分析。ロジスティクス研究の先駆けとなった第二版補遺・解説(石津訳・著)増補