- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120056239
作品紹介・あらすじ
親子はスープの「冷める」距離がいい!? 43年ぶりの同居と別居、そして2度の骨折…人生100年時代、お互い後期高齢者になれば、ままならぬことばかり。それでも、自分らしく、ハッピーに生きるには? 母と娘、それぞれの本音飛び交う爆笑エッセイ
「人生に大満足です!」(97歳・かね子さん)
感想・レビュー・書評
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43年ぶりに母と娘の同居生活を経験し、お互いを尊重するにはやはり別に暮らした方がよいと決断する…その後母のかね子さんが骨折してしまい、再度母と娘の今後の生活を見つめ直す必要に迫られ…。
まず、このタイトルから、母のかね子さんと娘の惇子さんは今もお一人様の生活をしているのかと思っちゃいましたが(汗)…かね子さんは、惇子さんがかね子さんのために選んだ施設で生活しておられます。超高齢だし、2度も骨折をすればそこは仕方ないかな…でも、かね子さんは97歳だけれどまだまだしっかりされています。惇子さんは、かね子さんのいいところを、話し上手、喜び上手、お礼上手と分析されています。しかも、おしゃれぇ~♪いつまでも、おしゃれに気を遣う女性はステキですよね、私負けてます(^^ゞ)そして、かね子さんのために惇子さんが書いたお手紙、「ボケないためにしてほしい6つのこと」はすごくいいと思いました。
すべての母と娘がこんな風にはいかないだろうけれど、かね子さんと惇子さんの親子には、こんなカタチがベストなんだろうなって感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とてもしっかりしたお母さまなので
施設への提案は難航しそうでしたが
ものすごく潔く 娘さんに任されています
自分でも家のことを
十分に出来ないことは
理解されているんですね
非常に賢い方だと思います
決して仲の悪い母子ではないですが
お互いの尊厳のため
一番いい生活を選んでいった形 -
母と娘でも分かり合えないことがある。と、書くとこの母娘は仲が悪そうと思うけど、全然そんなことはなかった。血が繋がっていても理解しあえないことはざらにある。この親子はスープの冷める距離が良かったんだな。自分ひとりで、マイペースに生きることは理想だけど、そのためには周りの協力や友だちがいないと成り立たない。結局おひとり様だろうがなんだろうが、外との繋がりは大事なのだと思わされた。
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どこかでお勧めされていて読んだ本。
この方の本を読んだのは初めてだったのですが。
もじが大きくて読みやすいのは良かった。
そして、お母さま側からの主張もあったのが良かった。
ただ、この方・・・変わってるのはいいとして、ちょっと自分勝手すぎないか?と思う部分が多々あった。
自分で母を頼って勝手に人の家にあがりこんだ挙句、自分好みに改築までした挙句に生活に口出しするなとか、なんで私が我慢しなきゃいけないのか、いやいや、これは猫のためだから・・・と正当化。読んでいてちょっとイライラしてしまう部分があった。
まぁ、母に対する娘っていうのはこんなもんか・・・と自分を反省したりもする。
母の思いや考え方は素晴らしかった。自分の生活はきちんと自分でこなし、周りにたくさん友達がいる。年だから・・・と思うことなく目一杯オシャレを楽しんでいる。年寄り独特の頑固さも、最後はスパっと諦めて娘に託して手放す潔さ。カッコイイ。
このように年を取っていきたい。 -
親子はスープの「冷める」距離がいい!? 43年ぶりの同居と別居、そして2度の骨折…母と娘、それぞれの本音飛び交う爆笑エッセイ