reinouさんの感想
2017年1月8日
1972年刊行。著者は東京大学理学部人類学研究室教授。霊長類分岐から人類進化まで論じられているが、古いので、「ラマピテクス」等といった明らかに誤った記述も存在する。また、分子生物学の進展には対応していない。しかしながら、旧世界ザルと新世界ザルの異同、分岐まで書かれているのは、新書ではほとんどないので、一読の価値ある書であることは間違いない。
札幌医科大学助教授(法医学教室).自然人類学・法医学専攻. 主 著: 人類学読本(共著) 骨を読む 「1972年 『シンポジウム アイヌ』 で使われていた紹介文から引用しています。」