交通事故賠償(中公新書)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121010766

作品紹介・あらすじ

急増する交通事故。しかし、加害者の賠償交渉は保険会社に委ねられ、被害者には知識も情報もほとんど与えられていない。被害者の請求にはどんな心理が隠されているか。それに対し保険会社ではどのような論理で対処しているか。本書は交通訴訟の経験豊かな著者が、過剰診療や鞭打ち症の実態、外国人被害者への補償、生命の値段の国際比較など今日的な問題をとりあげつつ、紛争化に至る要因を分析し、よりよい救済への指針を示す。

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    急増する交通事故。
    しかし、加害者の賠償交渉は保険会社に委ねられ、被害者には知識も情報もほとんど与えられていない。
    被害者の請求にはどんな心理が隠されているか。
    それに対し保険会社ではどのような論理で対処しているか。
    本書は交通訴訟の経験豊かな著者が、過剰診療や鞭打ち症の実態、外国人被害者への補償、生命の値段の国際比較など今日的な問題をとりあげつつ、紛争化に至る要因を分析し、よりよい救済への指針を示す。

    [ 目次 ]
    序章 交通事故賠償へのアプローチ(現代法としての交通事故賠償;被害者をとりまく心的風景;交通事故賠償の百鬼夜行;人身賠償のリーダー)
    第1章 賠償交渉の舞台(舞台はどのようにしてととのうか;交渉のゆくえ)
    第2章 交通裁判の現場(交通訴訟の審理;民事と刑事の相関関係;東京地裁対大阪地裁)
    第3章 損害をめぐるエコロジー(医療費にメスを;後遺障害認定のすきま;被害者からの愁訴)
    第4章 国境を越えた賠償交渉(増加する海外事故と外国人事故;賠償交渉の障壁;日本人の海外における交通事故;外国人の日本における交通事故)
    終章 被害者救済への新たな道(メーカー、行政への責任追及;被害者救済をはばむもの;被害者のセルフディフェンス;交通事故賠償のユートピア)

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著者プロフィール

●著者紹介
加茂隆康(かも・たかやす)弁護士・作家。2008年リーガル・サスペンス『死刑基準』(幻冬舎文庫)で作家デビュー。他に『審理炎上』(幻冬舎文庫)、エッセイ集『弁護士カモ君のちょっと休廷』(角川書店)、同『弁護士カモ君の事件グルメ』(ぎょうせい)、新書は『交通事故賠償』(中公新書)、『交通事故紛争』(文春新書)、『自動車保険金は出ないのがフツー』(幻冬舎新書)などある。デビュー作『死刑基準』は、2011年、WOWOWでドラマ化され、東映ビデオよりDVDとしてリリースされた。『審理炎上』は、ブックファーストの2016年「絶対読得宣言!」のイチオシ本「PUSH!1st.」に選定された。東京・汐留で加茂隆康法律事務所を経営。交通事故の専門家として、テレビ、ラジオの報道番組にたびたび出演、新聞でのコメントも多い。一方、刑事事件にも情熱を注ぎ、これまでに、強盗殺人や放火の事件など、100件近い弁護を手がける。


「2022年 『密告の件、Mへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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