江戸の親子: 父親が子どもを育てた時代 (中公新書 1188)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121011886

作品紹介・あらすじ

豊富な育児書や教科書が生み出された江戸時代の特徴は「父親が子どもを育てた時代」ということができる。「家」の継承に重きをおく社会では、子育てはいわば「公」のことであり、女を教導して良き子育てをすることこそ家の最高責任者たる男の義務であった。しかし、その意識も時代とともに変化し、自己愛の延長として取り組む父親像も見られるようになる。土佐藩士の記した『燧袋』に、江戸後期の家族とこれを取巻く社会の実際を窺う。

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館新書 372.1||OO

    江戸時代の父子関係とはどうだったのでしょうか。
    土佐の下級武士の日記をひもときながら、江戸の親子関係を探った研究書です。
    変化がゆるやかな時代に家職継承の意味もあり父親が深く子育てにかかわっていたというのは納得できることです。
    時代による子育て感の違いがよくわかる一冊です。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=22991

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著者プロフィール

(おおた・もとこ)和光大学現代人間学部教授

「2015年 『戦後幼児教育・保育実践記録集 第III期(全10巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太田素子の作品

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