デリバティブ―リスク・ヘッジが生み出すリスク (中公新書)

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著者 : 新保恵志
  • 中央公論社 (1996年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121013217

デリバティブ―リスク・ヘッジが生み出すリスク (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • [ 内容 ]
    金利、為替、株式など変動する経済指数に対してリスクを軽減するために考え出されたデリバティブは、経済がグローバル化された中で、実需だけでなく投機的意図に基いた取引が含まれたために、いまや想定元本残高が世界経済全体のGDPの規模を上回るほどに拡大し、巨額の損失を生んだ企業危機などさまざまな事件を生むに至っている。
    デリバティブとは現実にいかに取引されているのか、また経済全体にいかなる影響を与えているのか。

    [ 目次 ]
    第1章 スワップ
    第2章 為替予約
    第3章 オプション
    第4章 先物取引
    第5章 デリバティブと経済

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 様々なデリバティブ商品について、その基本的仕組みについて解説した本。<br /><br />デリバティブを使ってどのようにリスク・ヘッジするかだけではなく、その失敗例や現物へ与える影響も考察する。<br /><br />目次<br /> 第一章 スワップ<br />  1.金利スワップ<br />  2.スワップの現在価値と失敗例<br />  3.金利スワップが金利に与える影響<br /> 第二章 為替予約<br /> 第三章 オプション<br />  1.通貨オプション<br />  2.通貨オプションの失敗例<br />  3.通貨オプションが為替レートに与える影響<br />  4.オプションによる政策介入<br />  5.株式オプション(ワラント)<br /> 第四章 先物取引<br />  1.債券先物取引<br />  2.株価指数先物取引<br /> 第五章 デリバティブと経済<br /><br />デリバティブ商品の考え方だけではなく、仮想事例や過去の実例・実データを用いながら、どのようにリスク・ヘッジや投機が行われているかを解説している。簡単な式で収支計算し、リスクヘッジの効果を見せているため分かりやすい。本書執筆以降もデリバティブ商品は発達しているのだろうが、基本的なポイントはそれほど変わらないのではないかと思われる。<br /><br />デリバティブを投機的に扱おうとした場合のハイリスク性や、日本での取引基盤が整備されていないことへも言及される。<br /><br />筆者の意見ではデリバティブが実体経済に影響を及ぼしているためボラティリティが増大してしまい、経済全体としてのリスクは増している可能性がある、ということのようだ。<br /><br />「デリバティブが行い得るのはリスクを減少させることではなく、市場に参加している投資果敢にリスクを配分する、ないしは分散させることである。」「しかし、経済全体としてみた場合、デリバティブはリスクを増幅させたと言って差し支えないだろう。」<br /><br />短いページ数にもかかわらず、よくまとまっている。逆に短いページ数に詰め込みすぎているため、専門外の人間にとっては理解が追い付かないところも多かった。

  • 金利、為替、株式など変動する経済指数に対してリスクを軽減するために考え出されたデリバティブは意図に反し巨額の損失を生むに至っている・・・・

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