なんのための日本語 (中公新書 1768)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017680

感想・レビュー・書評

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  • 日本語があいまいという論は間違いで、英語をはじめとする外国語にもあいまい表現は十分あり、それは洗練された言語が持つ文明の技術なのだ、という説明になるほどと思った。日本語の問題ではなく、それを使う日本人があいまいな表現を多用しているというのにも納得。
    漢字を知識をひけらかしたり権威をふるうために使うことに反対というのには同感だ。法律を学んでいて、意味もなく難解な漢字が度々出てくるのは本当に謎だ。
    私もこの文章を書くのにかなりの漢字を使っているなあ…。
    漢字はあくまで趣味のひとつで押し付けるものではないというのは新しい視点だった。
    自分が使う日本語に、責任を持とうと思えた。
    全体的に言っていることが一貫しているといえば聞こえはいいがほとんど同じことで弛んだ。

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著者プロフィール

加藤秀俊(かとう・ひでとし) 1930年東京生まれ。社会学博士。一橋大学(旧制)卒業。京都大学人文科学研究所助手、同教育学部助教授、学習院大学教授、放送大学教授、国立メディア開発センター所長、日本育英会会長などを歴任。現在、中部大学学術顧問、世界科学芸術アカデミー会員。 著書に、『加藤秀俊著作集』全12巻、『メディアの発生』『メディアの展開』(中央公論新社)など多数。

「2016年 『加藤秀俊社会学選集 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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