あなたの表現はなぜ伝わらないのか: 理論と作法 (中公新書 2098)
- 中央公論新社 (2011年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121020987
作品紹介・あらすじ
世界中の企業が、従業員に求めるものの第1位は、エフェクティブ・コミュニケーション(効率よく考えを伝え、よい効果を生み出す能力)だという。コミュニケーションの原義は、「共有する」こと。困難な状況を打開するにも、他人とよりよい関係を築くにも、共有することから始めなければならないことは誰にも明らかだろう。何をどう伝えれば効率と効果が期待できるのか。刻々と変化するメディアを十全に活かすヒントが満載。
感想・レビュー・書評
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大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/441443詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
718円購入2011-06-28
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思ったより、基礎的な内容の本だった。国語の授業をきいているような印象を受けた。
・文体を統一する
・簡潔に述べる
・否定文よりも肯定文を使う(二重否定は使わない)
・接続語を多用しない
・事実と評価を混同しない
・意味の限定された単語を使う
・価値判断を含んだ単語は避ける
・俗語は使わない
これらの文章術は、社会人でもできていない人が多い。昔は、社会人1年目、2年目ごろ、先輩社員が赤ペンで手直ししたものだが、昨今はその過程がおろそかになってきており、これら文章術が身につかないままの人も見受けられる。大学生、あるいは、社会人になって日が浅いうちに身につけておきたい内容である。
目次
まえがき
序章 共有する技術
第1章 目的を「よりよく」達成するために
第2章 人を惹きつける話し方とは
第3章 一回で理解される文章を書くために
1 書き言葉の性格
2 一回で理解される文章と、十回読まないと理解されない文章
第4章 言葉を超えるもの
1 口ほどに者を言うもの
2 センスの問題
補章 電子メールによる伝達をどう考えるか
1 電子メールの基本
2 電子メールの特質と文章作法
あとがき -
こう冷静に言われると、伝わらない分析されると、へこんでくるねww。納得性が高くて面白かった。
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二男購入。
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【配架場所】 図・3F文庫・新書
【請求記号】 080||CH||2098
中公新書 No.2098
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/136700 -
「どうしたら伝わるのか」ということは書かれていない。著者あとがきでも「優れたコミュニケーション能力を身に付けるにはどうしたらいいかというのは難問だ」と書く始末。内容も取るに足らない期待はずれな一冊。
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111219
比較的当たり前のことが述べられていたような印象。でもそれだけに実践するのは難しいのかもしれない。 -
最初の方はそれなりに面白かったけど、公判は常識的内容だった。状況に応じて適切な言葉遣い、メディアを使い分けるのって当然だよね。でも、分かっててもなかなか出来ないからこそ、背を押してくれる一冊があるのは良いかもしれないね。ただ、読む必要はないかも。
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3分の即興の話をするのに3日が必要。目から鱗でした。話し上手は、いつでもどこでもどんな時も、さらっと上手に話せるもんだと思ってました。これから何を話すかを話す。内容を話す。何を話したかを話す。これを心掛けるだけで、ずいぶんと効果があった。