日本写真史 下 - 安定成長期から3・11後まで (中公新書)
- 中央公論新社 (2013年12月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121022486
作品紹介・あらすじ
1970年代半ば、消費社会が爛熟するなか『an・an』を筆頭にヴィジュアル雑誌が次々と創刊。新しい写真家たちが陸続と登場する。さらに『写楽』『写真時代』『FOCUS』の売り上げ拡大によって、写真は黄金時代を迎え、宮沢りえのヌード写真集は社会現象ともなった。他方で、90年代半ば以降のデジタル写真の普及は、150年に及ぶ写真史を一新する。本書は1975年以降の写真黄金期とデジタルの衝撃の歴史を描く。
感想・レビュー・書評
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こちらは上巻に続き、1975年から2013年まで。
上下巻あわせて、日本の写真とその位置づけ、さらにはそれを取り巻く歴史が非常に整理されて記載されており、自分にとっては写真を撮る知識以外に非常に有益な情報が満載であった。
巻末の年表もよく整理されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真を学ぶ・志す人にとって必携の本。
広告写真など、これまでの写真史ではあまり触れられなかった分野も取り上げていて面白い。
上・下巻。 -
1975〜2013年まで日本写真史。時代を彩った写真家や写真集、カメラから携帯電話、スマホへ至る撮影することの変化。巻末には写真史関連年表、主要写真賞年表も収録。資料としても充実。
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締め括りが志賀理江子さんの螺旋海岸というのはなんだか腑に落ちる
仙台メディアテークでの展示ではかなりショックを受けたもの
上下巻それぞれおもしろかったです -
2014/2/27読了。
主に写真家の活動や業績を追いながら、表現手段としての写真と社会との相互の関係性をまとめた近現代史。面白かった。
表現の手段としてではない写真(世界でこれまでに撮影されてきた写真の9割以上はそういう写真だと思う。僕の父や僕の撮った写真は全部そうだ)についてもチラリチラリと触れてはあったが、その辺りの歴史をもっと知りたい。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784121022486 -
勉強になりました。
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下巻。東日本大震災で締めくくられている。
これから自分も写真で何ができるかを考える。