「死」を子どもに教える (中公新書ラクレ 193)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501936

作品紹介・あらすじ

「人を殺してみたかった」と子どもが殺人を犯す時代。命の尊さを伝えるために、われわれは何ができるのか?日本での普及が望まれる「デス・エデュケーション」の実践例から考える。

感想・レビュー・書評

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  • 実際、数年後に教師という仕事に就く予定の自分、死というものを教えられるのか、自分が死をどう考えているのか…
    勉強を教えるだけではだめだな。

  • 人生の有限性と幸福について、自分の子供達にどう伝えるか読んだ後も悩みは残りました。

  • 悲嘆のプロセスshock and humbness→denia→panic→anger and the feeling of injustice→hostility and resentment→guilt feelings→fantasy formation,hallucination→loneliness and depression→disorientation and apathy→resignation,acceptance→new hope - rediscovery humor and laughter→recovery,gaining a new identity繰り返して成熟した人格へ。

  • 題名に惹かれ購入。
    この本には、「死」を子どもに教えることの重要性について書かれている。昨今犯罪の低年齢化が進んでいるのは、教育における「死」という面からのアプローチの極端なまでの少なさが一つの理由ではないかというのが著者の考え。そこで、教育現場に、「死」の教育(本文中の言葉を引用すると、「死」への準備教育)を取り入れていくことが必要ではないかということである。
    このような考えについては、長い間百家争鳴され、現在でも賛否両論があると思うが、自分はこの考え方には賛成である。というのも健康な時に自分の体の健康の大切さのことは考えにくく、病気の時に健康の大切さについて考えられるといったように、人は苦しいことから学ぶ時が多いように思えるからである。確かに「死」というものを子ども達に教えるのはたいへんデリケートだとは思うが、そこから得られるものは大きいと思った。
    子どもを持つ親や、教師を目指す人は必見だと思います。

  • 中学校におけるデス・エデュケーション実践報告

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。なかでもフィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。『人間らしい死を迎えるために』、『ペットと日本人』、『猫を看取る シュガー、16年をありがとう』、『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』、『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』ほか、著書多数。

「2019年 『スケートは人生だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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