ギャル農業 (中公新書ラクレ 332)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503329

感想・レビュー・書評

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  • 藤田さんのいうように農業の本としては、内容が物足りないかもしれない。

    けど、農業に対する想いだとか、生き方とかすごいパワーを感じた。

    夢をいうことで、逆に向こうから夢が近づいてくる。

    不言実行も確かにかっこいいけど、あたしもすぐだらける人だから、人に話してその想いを形にしていこう!!

    さらっと一時間くらいで読めるからオススメ!

  • 著者の視点と行動力がすこしわかった

  • ギャルが農業なんてできるかよーって、農家でもない僕は思っていました。
    でもこれを読んで少し見方が変わりました。がんばってほしいと思うようになりました。

  • ○84「世の中で一番スゴイ人ってどんな人」「食べ物をつくる人」
    ★状況にもよるんだろうけど、こんな風に答えられるようになりたい。若い世代が農業について真剣に考える事は必要だろう。考える先に実際に就農があるんだろうけど、そこまで求めなくても何かを始めるという行動力が見習う点なんだろうな。

  • そうかぁ〜そうきたか。
    考え方、目の付け所、イマドキです。
    是非、是非、今後も農業、続けて欲しい。
    ギャルに、ギャルママ、その率直な感想が驚くくらいに新鮮。
    「野菜の旬を知った」「炭水化物抜きダイエット、お米は別物だ」自分も、何にも知らず、何もしていない。
    でも、彼女はなんでこうやって動けるのか。
    農家さんからの、率直で厳しい意見に号泣しながらも、でも、先に進んでみる。
    自分には出来ないけど、是非、その涙を実に結んでほしい。
    今年、彼女たちが秋田の大潟村で作った「シブヤ米」。
    思いがけず仕事で少し関わりをもち、興味をもってその後のブログやこの本も手にすることができた。
    ニッポンのギャルたち、今後の活躍に期待しています♪

  • 著者が農業を始めたのは今年!従って農業の話はほぼない。

    中盤で農家の方から対談を断られるエピソードがあるのだけど、農家も農業の敷居を上げてしまっているのかもしれないとすこーーーーしだけ思った(そんな一面もあるよね。程度)。半年で農業語る事ができないのも事実!

    相変わらず、行動力のすごい方だと思って読んだが、最初から行動力があった訳ではないらしい。何にでも、ハードルを広く下げて取り組む!
    人から好かれるには素直になる!
    無知だから取り組めることがあることを忘れない!

    あと、記憶より記録で何でもブログや日記に書くのはすごくいいと思った。

    本の内容は、半分農業体験・半分啓発です。ページ数は違うのだけど、啓発の方が面白かった!

  • ところで、どんな新ドラマより斬新で面白いものが、始まった国会代表質問答弁です。

    今までこんな見応えのある国会中継を見たことがありません。思わず録画したのでDVDやブルーレイにダビングしてみんなに配ろうかと思います。

    野党になった自民党が、いくら言葉巧みに痛烈に与党民主党を批判しても、そのことばは自分たちに戻って返って来て、逆についこの前まで、政府自民党がいかにひどいとんでもないことをやってきたかを暴く結果になるという、まるでお笑いのような様相を見せてくれて抱腹絶倒ものです。

    そして、今回の話題のことも他ならぬ首謀者は彼らだったのですが・・・・・。 
       ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
    この本は、若者マーケティングを商品開発に結びつけて大成功した茶髪のギャル社長が、まさかの農業や食への潜入。シブヤ米・ノギャルプロジェクトという驚きの新企画で並みいる古い農業のイメージをバッタバッタと切り捨てる活躍を激白する本です。
     ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
    日本の農業は、とても根ぶかい深刻な問題を抱えているのに、普段まいにちご飯や野菜を食べている割には、私たちはあまりにも知らなすぎます。

    農業に関連する様々な報道やドキュメンタリーを見るとき、従事する方たちの処遇のあまりにも残酷なひどい現実を知って強い憤りをいつも感じます。

    純朴な天真爛漫な人たちが、大地と交感し天候災害と格闘して丹精込めて育てあげるという、まさに人間の原初的な崇高でさえある生産活動を、踏みにじりないがしろにし、まるで奴隷のような心情におとしいれ、まるで職業として貴賎なようにした張本人は、それを票田として自分たちの思うがままに操れるように50年以上も政治的に利用した自民党政府でした。

    さて、ところで、いったいぜんたい遠足でイモ掘りをしたことがあるだけのシティガールの私が、どうして農業に関心を持ったのでしょうか。

    それは、はるか昔、たまたま訪れた市の図書館で、玉城哲や守田志郎の本に運命的に出会ってからでした。

    農業との繋がりなどまったく縁もゆかりもなかったのでしたが、唯一あったのが、祖父の郷里の滋賀県でした。小学生のころには、すでに都市化していましたが、父の幼年期の昔話や写真や絵などによって、牧歌的な田舎の風景が奪われてきたのだということを、直観したのでした。

    そう、道路や街が整備されて、発展して住みやすくなったと普通なら思うところが、父に寝物語に聞かされた影響でしょう、川をせき止めて泳いだり、道の真ん中で育てていたウサギどうしに駆けっこをさせたり、夜は家の中までホタルが入ってきて幻想的だった、とかというワクワクする現実を失わせたものに対する怒りみたいなものを、幼い魂は感じて、それに立ち向かう、対抗するためには何かやらなくちゃ、もっと村とか農業とか、普段ぜんぜん興味をもっていない分野のことも知らなくちゃということを、漠然とでも強い意識を持っていました。

    それが、きまぐれに偶然にもいつもなら覗きもしない書棚を触ったとき出会ったのが、玉城哲の『むら社会と現代』や『風土の経済学』、それに『水の思想』や『むらは現代に生かせるか』とか『稲作文化と日本人』、そして守田志郎の『文化の転回・・暮しの中からの思索』や『日本の村』に遭遇して・・・・・    
            【中断します】
    ・・・・・ごめんなさい、うまくまとまらないので中断しますが、すくなくとも本書がひとつの契機になる何かを持つという予感がします。

    農業に風穴を開ける、というか、ひとつの大きな突破口となる可能性を秘めているというか、農業従事者=生産者と非農業従事者=消費者という今までの枠を取っ払った地域に密着した食の自主管理運動的な動きへの発展性という問題意識で考えています。

    それと著者の藤田志穂については、敗戦直後のドサクサでうまく金儲けした成金のようにとらえないで、もっと積極的に評価できると思いますが、まあ、混迷時に目ざとくビジネスチャンスを見つけて成功する人は、現代のロシアにも中国にもいるわけですが、そのうち落ち着くと全財産を失って路頭に迷っているという話もたくさん現実にありますから、どうでしょう、ここは少なくとも彼女をそうさせないためにも、せっかくの斬新なアイデアを提出した人として、思想的な救済措置が必要かもしれません。

  • 自給自足の村を作るには、農業部隊も必要だ。
    …脳みそスパーク!

  • 気になる。あの行動力はどこから生まれるんだろう。若いのに立派だなあ。

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