東大卒でスミマセン - 「学歴ありすぎコンプレックス」という病 (中公新書ラクレ 414)
- 中央公論新社 (2012年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121504142
作品紹介・あらすじ
「勝ち組」の集まりと世間では思われている東大。合格、入学後に待ち受けているのは本当にバラ色の学生生活・人生なのか?東大法学部卒のフリーライターが、東大生の素顔から「実はクリエイティブではない」等の意外なコンプレックスまで、自身の経験も交えて綴る。
感想・レビュー・書評
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東大を受験する過程で“東大力”が身につくらしい。
指定校推薦だった私は、受験をしなかったので“東大力”まではいかないが、自分の可能性を潰してしまったんだなと感じました。
東大力
・わしづかみ力(本質を見極める)
・道すじ力(核心までの過程)
・日本語力(テストは論述が多い)
・エンジョイ、勉強力(楽しく勉強する工夫)
・やり通し力
・手抜き力(要領良くするために)
・生真面目力
わが子には“苦労は買ってでもしなさい”と言いたい
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東大卒の女性エッセイスト?が書いた本。学歴自慢のようなイヤミさは不思議と感じられず、楽しく読むことができた。いくら地元の神童と呼ばれていても東大に入ってしまえば凡人となり、卒業後は「東大卒」の看板を背負って、時には妬まれ、時には避けられ生きていかなければならないので、東大を出たということを隠さなければならない逆学歴コンプレックスに悩まされるという。東大卒の人の苦労も分かったし、入試に合格するための戦略や、東大生の学生時代の様子、就職の際の彼らの考え方など色々知ることができて面白い本だった。
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作者が 東大出身とは知りませんでした・・東大のブランドをこんなに面白く(?)解説した本は初めてです。
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東大卒ではありませんが、なんとなくわかる気がします。
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正直,指摘があまりにも的確すぎて,私には全然笑えませんでした.(笑) 東大卒でない方々に是非ご一読をおススメいたします.東大生の中には,本当にすごい奴が一部にいますが,残りの学生はそれほどでもありません.私も含めて.そうした学生は,ほとんど皆この本に書かれているコンプレックスを抱えて日々格闘しています.
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「○○大学なのにデキない」
ある意味、学歴コンプレックス。
めちゃくちゃ共感してしまった。。。 -
東大生あるあるに、クスッと笑ってしまいました。東大力、わかる気がする。
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中の人として気になったので読んでみた。とくに地方出身の学生云々のところは的を射ていると思う。
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これ、東大じゃなくて早稲田でも結構当てはまる。田舎出身東大生の苦しさが書いてあるが、これは、まさしく早稲田でもあてはまる。
関東の有名中高一貫校の奴は本当に、出自が違うし、違う人種に見えたことを何年も前の学生時代に思い出す。