本をサクサク読む技術 - 長編小説から翻訳モノまで (中公新書ラクレ 535)
- 中央公論新社 (2015年8月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121505354
感想・レビュー・書評
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技術は技ではなく楽にできる方法だ
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長編小説の読み方から難解な翻訳書・学術書の読み方まで、途中で挫折せずに楽しく本を読む技術を紹介した本。
読書を続けるには、まず「楽しむ」こと。自分が読みやすいと思うものから読むこと。本の内容を全部暗記しようと思わないこと。そして、数をこなすこと。 -
図書館でどんな内容かなーとザラザラーっと見て面白そうなところがあったらそこだけ読むもたいなことはたまにしていました。
それも極論、読了として良いんだなあ……とすごい軽い気持ちで向き合えます。
もう少ししっかり読みたい派なのでブクログにはそういった本は登録しないですが……。 -
ある一冊を読んで「おもしろい」と思ったら、同じ分野の本を二冊でも三冊でも読みたくなるものです。そこから派生的に、新たな関心が生まれるかもしれません。それを複数の分野で行えば、読書量とその守備範囲は蜘蛛の巣のように広がっていきます。書棚はバラエティ豊かになるでしょう。
(P.195) -
▫️ためになった部分引用
・全体のうち二三割でも読めば十分
・より多くの本に出会い、エッセンスだけを片っ端から吸収していく
・読書家と呼ばれる人ほど、読み通すことにこだわってない
・何かの学問分野に興味を持ったら、とりあえず図解を見ると良い
・何回な文章は、さきに「著者は何が好きで何が嫌いか」を見極める
・ほとんどの評論は、自分の感情や価値判断を正当化するために、複雑に書かれている
・レビューは最高点と最低点を除いて読むと正確な評価がわかりやすい -
本書に書いてある通り読んだ感想を誰かに伝えること(レビューなどでも)で知識は定着すると改めて思ったので感想をこれから書いていこう。かなり読みやすかったがまぁ内容はこの手の本はだいたい同じなように思う。図書館で借りず本を買うことは投資でありいっぱい汚して読むべきとか。
自分の性格上厳しいが本の理解は2.3割で十分で、読み通すことにこだわらなくて良いということは意識していきたい。確かに無理やり読んで内容が頭に入ってなかったら意味無い。あとは著者のおすすめの本が結構な量紹介されていて良かった。ある程度定期的にこの手の本を読むことは読書欲が刺激されて良い。 -
様々な分野の本についてテーマごとに紹介してありわかりやすかった。
また、大事なところは太字となっているため読みやすかった。
知らない分野も多いので色々な分野の本を読もうと思う。 -
各レーベルの特徴が紹介されているのはうれしい
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メディアにもよく登場する斎藤孝が、自身の経験を踏まえて色んなお勧めの本を紹介する一冊。
「本は全部読まなくても良い」というのは読書家なら誰でも言うことだが、「家に蔵書千冊」は新書や文庫本だけならいざ知らず、ハードカバーのとなるとウサギ小屋の日本には適さないと感じた。