人生を変える勇気 - 踏み出せない時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ 557)
- 中央公論新社 (2016年6月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121505576
感想・レビュー・書評
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嫌われる勇気と比べてしまうと物足りない。
寄せられた悩みを対し、アドラーでお馴染みの岸見が答えていく。
悩みは、似たような事を抱えている人もいるだろうなと思うものが結構多い。
読んでみて、自分もそうだと思えるものがあるのではないでしょうか。
その答えで新たな視点を持つことが出来たり、解決になれば良いかと思います。
一番印象に残ったのは、可能性の中に生きる事を止めるという話。
悩んでいるのは決断しないから。
決断しないのは、可能性の中に生きたいから。
可能性に生きるのをやめて、飛び込めば結果が見える。
結果が見えて力及ばない事があれば、努力して知識を身につければいい。
あー、本当に真っ当すぎて心が痛い。
そうなんだよな。
そろそろ決断しようか。 -
後半は、質問コーナーだったので長らく最後まで読んでなかった。
承認欲求を手放し、自分と向き合う。
4月から、こどもが、一人暮らしをはじめ、主人と2人暮らしのはずがあっという間に主人が亡くなり、一気に1人に。
話す相手がいるのは大切だ。
変えられるのは自分だけとアドラーを読むたび思う。
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様々な悩みへの回答集のような作り。
あなたは大人ですか、との問いにドキッとした。
親子の関係や恋愛の話など思いあたることも。 -
●人前で緊張する…緊張すると思ったら、初めから緊張していると言えば気が楽になります。
●同窓会が憂鬱…自分を友達と比較して落ち込むのは、自分に価値がないと思い、自分を嫌いになるためです。あなたが参加しなくても誰も気にしていないのだ。
●相手と近くなるために褒めるのではない。そのような下心を相手に抜かれると、関係はかえって遠くなってしまいます。
●「もしも私がお父さんの考えに従って、お父さんがいいと言う大学に行ったとする。でも4年後にこんな大学に行けなければよかったと私が思ったら、その時、お父さんは私に一生恨まれることになりますが、それでもいいですか」
●大人になると言うのは、年齢とは関係がありません。歳を重ねれば自動的に大人になれるわけではないと言うことです。
●可能性の中に生きることをやめて、現実に飛び込めば良い。
●助けを求められない人は、自分にしか関心がない。できないことをできないと言えなければ、結果的に他人に迷惑をかけてしまう。
●叱る事に即効性はあるが、有効性はない。
●同じ川には二度入れない…ヘラクレイトス
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岸見氏のいつもの内容。異なるのはQ&A形式にしているところか。