虹の階梯 改稿: チベット密教の瞑想修行 (中公文庫 な 5-4)
- 中央公論新社 (1993年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (633ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122019942
作品紹介・あらすじ
チベット仏教ニンマ派のラマ僧が弟子である中沢新一におこなった、密教修行の階梯の詳細な解説である。チベット高原で熟成した密教の叡智を伝え、真実の心の自由を探求する密教入門の書。原著に倍する枚数の書き下ろしを加えた完全版。
感想・レビュー・書評
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例によって、これらも絶版のようだ。(^^;
チベット密教は、ヨーガと同様、チャクラやクンダリニー開発系統で、仙道とも近いと思われる。
小周天→全身周天→チャクラ開発→クンダリニー上昇→大周天
というコースが修行し易いのでは、と推測している。
尤も、竅での温養は、チャクラ開発と同様だと思われるので、温養する場所を、チャクラに合わせることで、小周天と同時にチャクラ開発、になるが。
共通の加行
心がまえ
人に生まれる
無常−たえまない運動
輪廻−多次元的リアリティ
因と果−永続する意識
心の解放と精神の導師
密教の加行
帰依−扉をひらく
発菩提心−覚醒をめざす
金剛薩○の瞑想 (○は土偏の垂)
マンダラをささげる
チュウ−魔を粉砕するヨーガ
グル・ヨーガ
ポワ
ポワ−意識を移し変える身体技法
修行法が書いているけど、宗教色が強いので、かなり難しい感じ。
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「虹の階梯」はオームの教科書に採用されたという、いわくつきの本。 -
中沢新一氏がチベット密教に弟子入りした時にうけた基本修行体系を忠実に再現。
しかし、その実践内容はうんざりするほど時間がかかり、大変なものです。
しかし、後半の「ポワ」の実践テクニックは貴重。
本書は真面目一徹な良書なのに、とある過激なカルト集団の教義に悪用されてしまった経緯はとても残念です。
現在は新刊では手に入らず、ユーズドブックはプレミア価格、汗。