- Amazon.co.jp ・本 (540ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122026018
感想・レビュー・書評
-
高校の頃読んだ。
大変面白かった。
赤茶けた文庫探せばある筈だ。
新刊が出たのは大変喜ばしいことだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史を作る人々は
こんなにも人間らしさを発揮しているのか
と驚嘆した一冊でした -
塩野七生のローマ人の物語を何年かにわたってのんびり読書中だけど、すっとばして読みたくなり。で、意外に面白かった。次から次と目まぐるしくはあるけども、堅苦しくなく勢いのある文章で、読みやすかった。
-
軽妙洒脱なローマ史。質量ともにいまのぼくにはちょうどよく、楽しく読んだ。
「エルトリア人は楽天的で陽気な種族だった。だから、悲観的で陰湿なローマ人が相手では、負けるに決まっていたのである」には笑った。たしかにローマの歴史は陰湿だ。戦争ばっかしてるし、王様や皇帝の半分くらいは畳の上(?)で死ねなかったんだし。でも今のイタリア人のイメージって、この本に出てくるローマ人よりエルトリア人に近い。結局勝ったのはエルトリア人だったのかもしれない。
皇帝と元老院の関係とか、市民の支持が皇帝の権力に直結していたとか、政治事情が興味深い。ギリシアが手本だったのかもしれないが、この時代の政治機構は、中世よりずっと民主的に見える。ストライキだってやってるし。 -
「読書力」おすすめリスト:塩野七生さんの『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』のところで触れていたので一緒に登録
-
ローマ建国から西ローマ帝国の滅亡までを叙述の範囲としたローマ史の概説書。500ページ近くの中々に分量の多い著作だが、スエトニウスに通じる読み物としての面白さを持っている。
-
面白い
-
ローマ市の建国から帝国の崩壊まで1冊で読める。簡潔な記述ながら生き生きとした描写で飽きずに読める。興味深いのは古代ローマには既に銀行があり、ディオクレティアヌスは社会主義・計画経済の実験までしていたということ。家族の崩壊と避妊、中絶の普及で人口が減ったなど現代と同じだ。「全ての道はローマに通ず」は街道だけではないようだ。
モンテクリスト伯でファリア司祭が語っていたうまく選択した150冊の本はほとんどギリシア・ローマの本に違いない。少なくとも18世紀までは古典古代の叡智への注釈をしているにすぎないのだから。 -
易しく笑えるローマ本。世界史が苦手な高校生やローマに興味があるけど敷居が高いかな…と感じている方は必読です。
-
ローマの始まりから西ローマ帝国の終焉までが生き生きと描かれ一気に読める。