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- Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122028616
作品紹介・あらすじ
江戸開幕後、文化の中心地として急速に発展していく都市・江戸の姿を歴史的に考究し、江戸の文化、生活の変遷を生きいきと描く。武士と町人の関係、江戸ッ子と演劇、旗本奴・町奴・女傑、いれずみ、火事と火消、水道と井戸、食膳の魚、江戸言葉など、江戸ッ子の特性を多角的にとらえた名著。
感想・レビュー・書評
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編集:朝倉 治彦
江戸っ子の特徴が分かった。よくある芝居の様な江戸っ子は実在せず、だからこそキップの良い江戸っ子芝居が痛快で芝居を見れる裕福町人層に好評だったらしい。また、江戸っ子は言葉を短くしてしまうから関西のニッポンが江戸ではニホンになったとか、楽しい話があった。江戸関連の本を随分読んだので知っていることも多く、そのため評価が低いだけ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書で鳶魚の主張するところでは,いわゆる「江戸っ子」のステロタイプというのは実は居ない.あるいは例外的であるから,読本などで遠慮なく笑いものに出来るのだとあるが.私はそれを疑っている.もしや鳶魚自身がその笑いものにされる方ではなかったかと思っているのだ.
というのは,鳶魚の語り口自体が「俗に〜と言いますけれど,本当はそうじゃァない.〜が本格の…」のような,常に読本などで笑いものにされている半可通とそっくりだからで,このことを本人は気付いていただろうか.
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