西の善き魔女 (3) (中公文庫 お 65-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044845

感想・レビュー・書評

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  • 自分の命に代えても守りたいもの。それを無くせば、自分の生が無意味になる。

  • 王都へと乗り込んだロウランド家。
    物語が禁忌だったのは、それがそのまま特権階級の教養とされていたからだった。
    女学校も怖かったけど、王宮は智謀策略渦巻くさらに怖い場所。
    ということはやはり女学校も、そういうことまで学ぶための王宮の縮小図である、と言えなくもない。

    ユーシスがマントの中で、フィリエルにプロポーズする場面が好き。
    あんなセリフ言われてみたいわ……と思ってしまう私は永遠のオトメである。
    図らずもその出来事で、フィリエルの、ルーンに対する恋心を自覚することになるのだけれど。
    ユーシスが真っ直ぐで良い意味での育ちの良さを感じさせるすごく好きなキャラなだけに、踊らされてるようで、ちょっと不憫ではあるけれど、フィリエルよりアデイルとお似合いだと思う。
    フィリエルのほうは心配せずとも、ルーンと結ばれるはずだ。
    自分で全部考え決めたら実行する子だから。

  • ちょっと政治的な話が多くてダレた。最後のほうは事件がおきてハラハラした。竜退治の旅にでるまで。

  • 良いね( ´ ▽ ` )ノ

  • 2013 8

  • 幼なじみルーンと自分の身を守るため、フィリエルは女王候補アデイルと共に王宮へ上がる。 光輝く宮殿に渦巻くのは、派閥のかけひき、冷酷な謀りごと。 持ち前の勇気と伯爵家の協力で、フィリエルは王宮の光あたる場所を得ようと奮闘するが、ルーンは彼女に背を向けて闇へと姿を消してしまう——胸躍る長篇ファンタジー、波乱の第三巻。

  • 図書館借用。取り敢えず三巻まで読んだ。一巻ごとに舞台は変わるけど、行く先々で騒動を起こす主人公。
    荻原作品定番の女装の出番が早かったり、手を出すのが早過ぎたり、やんごとなき立場の人が腐女子だったり、男色家現るだったりで、いろいろ詰め込まれてるなと。ティーンの時に読んだらルーンがどんな酷い目にあったか全く理解できなかったと思う。

  • 1巻2巻は結構ワクワクしながら読めたんですけど3巻は割と俯瞰的に見てしまいました。
    ハラハラするような展開は少なく、どちらかといえば恋愛面でもどかしさを感じるくらいですね。
    ファンタジーなのにこうも追体験的に読めないのは何故なんだろうと不思議です。

    ただ読みやすさで言えばもちろんスラスラ読めますし、要所要所で興味をひくエピソードが出るので退屈はしません。
    主人公が芯の強い女性で良かったとこの巻で強く思いました。


    2013.01.08

  • 西の善き魔女 3

    学園から戻り、首都メイアンジュリーの王宮ハイラグリオンへ行く
    フィリエル、ルーン、アデイル、ユーシス。
    変わり者のコーネル博士との出会い、レアンドラと再会。

    ルーンへの想いを自覚するフィリエル。
    ルーンの敵、因縁のリイズ公爵から求婚される。
    フィリエルを守るために、自身との婚約を提案するユーシス。
    アデイルの、血の繋がらない兄・ユーシスへの想い。
    リイズ公爵が何者かに殺害され、同時に姿を消したルーン。

  • とりあえず、アデイル!分かりにくいなあ、自分でもよく分かってなかったんだろうなあ。


    フィリエルとルーンより、アデイルとユーシスの方が気になるな……。

著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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