苦い娘 (中公文庫 う 25-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122045132

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。姫子ちゃんが出て来たので続きものと気づきました。それにしても女にだらしない男が多いなあ、この人の作品。そしてそういう人がもてるのが不思議だ。でも大体でてくる女性はカッコイイ。相対的に女性がカッコイイから男性がダメなのか。そういうことか。

    色々な意味で歪んだ錦織さんを責めるのも同情するのも何かが違う。結局地に足付けてしっかり生きてる女性陣の方がいつでも強いと言うことなんでしょうか。万里子さんのおばあちゃんみたいな。

  • 2016.11.22
    ストーリーは複雑だしそこまで入り込めなかったが、登場人物が良くてサラリと読めた。
    僕の愛したゴウストと合わせて打海先生二作目。
    すごい若い作者かと思いきや結構歳いってるのね〜
    若い瑞々しい感性に驚きでした>_<

  • 19歳。
    印刷工場の倒産、整理屋、組合、マフィアと警察。
    ミステリーは読まないんだけれど、
    このひとの本はなんでか惹かれます。
    なんだろうな。

  • 19 アルゼンチンタンゴ 仁子 真船亨 錦織 アンジィ=ひかる 娘 娼婦 大根 接待 五反田 幻覚 ホリー・コール 朴 広川 蒲田 ポン引き 洗足池 カナダ 整理屋 空手形 萩原 糀谷 印刷会社 映画館 森安組 姪 中国人 父親の介護

  • その小さな印刷所は倒産寸前だった。経営者と組合が団交を繰り返す中、ひとり、万里子は明日退職するつもりだった。二十歳を前に、自分の情熱と夢の先に向かうために。だが、団交の最中、暴力団の男たちが殴り込んできた。さらに騒動に紛れ「整理屋」が重要書類とともに社長夫妻を連れ去ってしまう。その略奪者のひとりに叔父の姿をみた万里子。叔父に詰めよる彼女だが、その直後、彼は謎の死を遂げた…。

    アーバン・リサーチ・シリーズ 4
    うね子が珍しく登場なし? 読み進めやすい話だが、ちょっとイマイチだったかな。

  •  小さな印刷所へ暴力団と整理屋が乗り込んできた。印刷所を退職しようとしていた万里子は、その騒動の最中に叔父の姿を見つける。なぜこんなことに、という疑問から叔父を問いただそうとするが――。

     なんなんでしょう、この作家さんは!まだこれが読んだのは2冊目なんですが、作風が全然違う。思わぬカメレオン作家との出会いとなりました。
     自分とは縁のない所謂"闇"の世界なのに、万里子があまりに普通にその人たちと対峙するから、ありえない"あちら側"の世界ではなく、知らないだけで身近にこんな世界が広がっているんじゃないかという気さえした。

  • 090809(n 090906)
    091128(s 100108)

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著者プロフィール

1948年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。92年『灰姫鏡の国のスパイ』が第13回横溝正史賞優秀作を受賞し作家デビュー。2003年『ハルビン・カフェ』で第5回大藪春彦賞を受賞。07年10月逝去。

「2022年 『Memories of the never happened1 ロビンソンの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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