ル-ムメイト (中公文庫 い 74-6)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 5775
感想 : 814
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046795

感想・レビュー・書評

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  • 初今邑彩。多重人格ものはどんでん返しに向いてるけど逆にオチを読まれやすいという欠点があると思う。そこからさらにひっくり返そうとするモノローグ4はちょっと唐突すぎ。別人格はあくまで本人の深層意識が作り出すもので(たぶん)、霊的なものが憑依しているわけじゃないんだから、目の前に実在して頼りにしている工藤をなぜ別人格として作り出すのか納得できない。春海父が出てくるほうがまだしっくりくる。

  • 多重人格を扱う小説を初めて読んだのもあって、とても面白かった。
    推理するのに十分な情報を与えてくれるので読みやすく、考察もしやすかった。
    究極のジレンマを抱えた工藤の選択を描いた部分は臨場感があった。兄妹のストーリーの中に入り、様々な可能性を抱えながら共に生きていくことを選んだ工藤の人間性が印象に残る作品だった。

  • 多重人格こわすぎる、、、
    健介が晴海のなかにいるっていうオチは予想外

  • こえ〜〜〜〜〜〜
    最近怖い話ばっかり聞いてるからこれも結構ホラーだった
    古のミステリーの雰囲気好きだわ〜って思いながら見てたら、すんごい展開になった
    一気に読んじゃった
    こうゆう手法とか展開がミステリ界にはたくさんあってどんどん新しいのが出てくるのだとだと思うと、自分はついてけないんだよなあ
    ぜいぜいなってしまう
    読みたいテンポのものを読んでいけばいいんだわな
    でもこれ30年前くらいなんだよな…すごいよ…

  • ありきたりな話だけどオチが読めなかった、を期待したけど、ありきたりかはともかくオチが読めてしまったのが残念。犯人も最後のモノローグ4も。衒いすぎるよりはいいか。

  • この筆者、頭いいな〜と思った笑
    多重人格者×2って難しいもん!笑
    意外な結末だったな。ストーリーとしても面白い。実写で観たい!笑

  • 今邑さんを好きになった一冊。
    学生時代の自分にとってまさにどんでん返しの展開に圧巻した。
    10年ぶりに読み返してみると、展開には無理ありまくりだけど、それでも臨場感や含みを持たせたラストが心に残る。エンタメとしてとても面白かった。

  • 綺麗に終わらせるか、そうではないかを読者が選べるというのも珍しい。
    物語が進むに連れて徐々に話が繋がってくることや、ラスト付近のどんでん返しもしっかりあることを踏まえれば、良くできているのかな、と思う。

  • 正直、なんとなくオチは分かったな〜って思ったら、まさかの若干違う展開。けどそれはねーだろと冷静に考えると、だんだん冷めました。
    作り込みとしては面白かったし、引っ張った割には最後のエピローグも微妙。

  • 大学衛通うために部屋を探している晴海は、不動産屋で、J大学に通うために部屋を探してるという麗子に出合い、ルームシェアをしないかと誘わる。
    検討の末、ルームシェアをすることを決めた。
    麗子は徐々に変わっていき、数か月後、突如いなくなってしまった。
    失踪した麗子を探すために大学の先輩に協力を仰ぎ、探し始めると、
    ある事件に巻き込まれてしまうことに・・・。

    ってことで、ミステリーサスペンスですねー
    読みやすくて、読んでる最中、デジャブですかねー
    読んだことあるような錯覚になりましたが、
    読んだのは初めてでした(笑)。

    ミステリー好きだと先読みできちゃうような優しめのミステリーですが、
    それでも面白いと思います。
    とても読みやすいので、ページ数の割には遅読の人でも苦労しないと思います。
    ただし、この作品には隠された謎があって、文庫版では・・・って、
    これは読んだ人だけのお楽しみというこにしましょう。

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