歴史を精神分析する (中公文庫 き 3-6)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048751

感想・レビュー・書評

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  • 歴史を精神分析するって、面白い発想です。「自閉的共同体」は、官僚の行動原理の理解に役立つ整理だと思う。それにしても、極論だとは思うが、官僚行動が、300万人の日本人、1000万人の外国人を太平洋戦争で死に追いやってしまったわけで、恐ろしい話である。
    天皇は最初からお飾りであったとの分析は、結構強烈だ。日本人は滅亡した百済人の残党でもあるのかな。

著者プロフィール

精神分析者、エッセイスト。1933年生まれ。早稲田大学文学部心理学専修卒。和光大学名誉教授。『ものぐさ精神分析 正・続』のなかで、人間は本能の壊れた動物であり、「幻想」や「物語」に従って行動しているにすぎない、とする唯幻論を展開、注目を浴びる。著書に、『ものぐさ精神分析』(青土社)、「岸田秀コレクション」で全19冊(青土社)、『幻想の未来』(講談社学術文庫)、『二十世紀を精神分析する』(文藝春秋)など多数。

「2016年 『日本史を精神分析する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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