蟻地獄 下 (中公文庫 と 26-8)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049093

感想・レビュー・書評

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  • 暗黒時代小説。で、すごい!という評価で読んだものの。悪党ぶりなら山田風太郎のが描写もエグさも一流だし、こんだけむごいことをする悪党が、たかが異母妹との近親相姦に恐れおののくとかちょっと無理(笑)農村の話も出てくるので、悪役の方に凄味がない。

  • いったい何人の人が惨殺されていくのだろうという思いの中、江戸暗黒小説といわれる物語は続く。甚八の思いはどうなるのかというところからストーリーはホラー小説ではない展開をしていくが、猟奇小説的な記述が受け入れがたい部分もあって読み進めるのがつらい感じに思ったのも事実。

著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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